「1桁の足し算なんて、小学生すらできるのに、なぜオレには出来ないんだ」
という言い回しが、~すらの使い方。
「ブラックホールの詳細については、専門家さえ解明出来ていないのだから、到底私にも分かるはずがない」
というのが、~さえの使い方。
2つの言い回しの違いが分からなかった人も、この例でニュアンスが掴めたかな?
~すらは、表現したい対象が、レベルの低い内容(上記の場合、1桁の足し算)である場合。
それについて、自分よりも低いレベルの比較対象(上記の場合、小学生)を持ち出して表現する言い回し。
~さえは、表現したい対象が、レベルの高い内容(上記の場合、ブラックホール)である場合。
それについて、自分よりも高いレベルの比較対象(上記の場合、専門家)を持ち出して表現する言い回し。
てことだから、もし、仕事などで自分の上位に当たる人に解決できない問題を自分に振られたとき、うっかり「~~さんすら分からないのに、私にできるはずがない」という言い回しをしないように気を付けましょう。
因みに、置き換え不可のケースは悩む必要がないのでスルーしてる。
例えば「これさえ出来てしまえば、もうあとは楽だね」とか、「財布には1円すら入っていない」とか。