ごきげんよう
みやたかなです。

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育休から復帰した時、直属の上司は
3つ上の34歳独身女性で、
彼女は、いつも黒を着ていた。
昨日も黒。
今日も黒。
明日もたぶん黒。
私は彼女を、
「カラス女」と呼んでいた。
毎日、服は一応違うのかもしれないが、
全部が全部地味なオフィスカジュアルだから
彼女はいつも同じ服を
着ている錯覚を覚えた。
これが、もしシシドカフカみたいな
パーソナルカラーがウィンターの女なら
まだよかったかもしれない。
ウィンターの人は黒を着ると
目力アップ&シックな印象になる。
真っ黒な髪×全身黒でも、素敵になる。
逆に言うと、
黒が本当に似合うのはウィンターだけで
他のパーソナルカラーの人には少し重い。
カラス女はウィンターではなかった。
黒ばかりで、地味で
重苦しい感じがした。
加えて、
ウェーブタイプとおぼしき痩せ型ボディで
身体が薄いから胸元に
何かを足す必要があるのに
いつもひっつめのまとめ髪に
ノーアクセサリーで、ほぼスッピン。
ちょっと、
幸薄そうって感じ…?

現実、彼女は「男とご縁がないんだよね」と
ボヤいていたりした。
そりゃそうだ。そのプレゼンスならー!!
現在も結婚を望みながら
安定の独身生活を送っているらしいです…。
黒は、本当は難しい色なのです。
色褪せやホコリが目立ちやすいし
シックになるか、ただの地味になるか
着る人・素材感・デザインで
雲泥の差を作り出してしまう。
そして、普段ファッションを
カラフルに彩っている人ほど
黒の難しさをよくご存知のことが多い。
安心して、黒ばっかり選んでない?
カラスになっちゃうよ。
あでゅ。