ごきげんようイチョウみやたかなです。
 

妊娠前よりも今の方が痩せている私は、

 

結婚指輪が緩いことに気づいていました。

 

いつもしてるピンキーリングも、

 

少し動くようになってきた。

 

指輪が肉に食い込む様はあまり美しくないし

 

指に跡がつくのも好みではないので

 

結構喜んでた。

 

 

が、ある日、よりによって結婚記念日に

 

仕事から帰ってきて、家事をして

 

娘とお風呂に入って頭をわしわししていたら

 

「あれ?結婚指輪、ない!」

 

指輪紛失 in リビングルームゲロー

 

 

どこで落としたんだ?

 

指輪が落ちることなんてあるの?!

 

家に帰って、玄関に鍵かけた時は、してた。

 

ということは帰宅〜ここまでの動線。

 

 

慌てて床に這いつくばりながら

 

ヤモリの如くもぞもぞ探す→ない

 

(娘もソファの下覗いてくれた。かわゆ)

 

お風呂&キッチン確認→ない

 

廊下・トイレチェック→ない

 

 

そこで思いました。

 

 

もしや…もしや…娘が食べちゃったとか?

 

誤飲…してたらどうしよう

 

まさか指輪が娘のハラに?ドキドキ。

 

どうしよう。平気かな?いや、ダメだろ。

 

 

一応娘に聞いてみた。

 

「ねぇ、ママの指輪知らない?」

「まさか食べてないわよね?!」

 

が、いくら尋ねたところで、

 

「アチャピチェダクッピッピ」的な

 

宇宙語でしか返ってこなかった。

 

さすが1歳半。真顔

 

母にはまだ理解は無理だった。

 

 

 

 

そんなタイミングで

 

夫のしまうま・ダイキチからの

 

「おつかれさま〜帰ります」LINE着信。

 

私の不注意と娘が誤飲した可能性と

 

結婚指輪を失くした後ろめたさでmaxだが

 

さっさと自白してみる。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

私「あの、不運なことに、

  結婚指輪が私が痩せたことで外れ

  リビングのどこかに…」

 

ダ「なんと!!指輪遭難事件」

 

私「遭難先が娘のお腹の中じゃないといいんだけど」

 「最近指輪緩いなって思ってたの…

  まさか結婚記念日に遭難するとわ涙」

 

ダ「食べまちたが何か?」

 

私「?!!」

 

ダ「もうオムツと一緒に回収されまちたが何か?」

 

私「はやっ!遭難してからまだ1回もちてない」

 

ダ「よかったなり。オムツから回収の可能性が」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

と、まさかのちょっと楽しいLINEに

 

なったところで、ダイキチ帰宅。

 

私は超謝った。

 

大事なものなのに本当にごめんなさい、と。

 

どのポイントで怒られるのかと思っていたら

 

彼の回答は

 

え?いいよいいよ。

新しい指輪買ってあげるよ。

結婚記念日だし

 

 

おい、お前は神か?

 

 

さすがペガサス・ダイキチ。

 

鬼のように広いキャパ。MR.包容力。

 

そして優しさ。

 

お前の優しさが私はコワイほどだ。

 

 

私が感動に浸りながら麦茶を入れていたら

 

おもむろに近づいてきたダイキチは

 

「かなちゃん愛してるよ」と言いながら

 

 

私の薬指に

 

失くしたはずの結婚指輪を、はめた。

 

 

おい、お前は王子か?

 

ていうかコレどうした。

 

 

夫は娘がよくゴソゴソする引き出しから

 

見事速攻で探し当てたのだった。

 

 

指輪が落ちた時に娘が拾って、

 

大好きなものを入れる引き出しの奥に

 

ふか〜くしまいこんでいたらしい。

 

1歳にして貴金属が好きな娘。

 

さすがみやた家の女である。

 

血は争えない。

 

 

夫は私より娘の動向を理解していた。

 

よくわかったね〜と聞いたら

 

大体そんなとこかなと思ってたよ

 

と、なんともクールな答えが返ってきた。

 

 

結局新しい指輪は買わなかったけど、

 

ペガサス・ダイキチの神対応っぷりに

 

妻はひれ伏したのでした。

 

やっぱりこの男はすごい。

 

 

 

そしてこれをきっかけに、

 

なんと私は太ることになる。

 

 

続く。