チェンソーマン最終回を読んだ後、過去の単行本を読み返して思ったのは、藤本タツキが今まで読んでくれたファンへの感謝の気持ちを込めた最後だと言う事である。まずは第1巻のポチタとのシーン

ポチタとデンジの夢が終わった時点でポチタとの契約は解除されたので、最終回での契約前に戻されたデンジは、初回で売った右目に黒い眼帯をしたままである。そして第11巻のパワーのシーンとの比較では

第1巻のポチタとのシーンと、ほぼ同じコマ割りと構図だが、デンジの暗闇から覗く目の左右が逆である、何かの伏線だったような気もするが…

最終回で瀕死のデンジは、残った左目で女の裸を見たがパワーとは認識しておらず、パワーも偶然デンジを見つけ、血の契約を結びバディとなる。


そして第9巻の早川アキの望みは、二人が生きて幸せになることだった。

つまり最終回は、この物語の必然であり、伏線の回収である。ポチタとデンジの夢が終わり、チェンソーマンが存在しない世界では、チェンソーマンのファンであるマキマではなく、ナユタが支配の悪魔として復活し、マキマを命の恩人と刷り込まれて公安に入ったアキは登場しないのは、当然である。(最後、先輩共にたかりに行こうぜ、と言うセリフが、もしかしたらアキが生きてるかもと匂わすのは、流石)

チェンソーマンというキャラクターは、藤本タツキの夢の偶像であり、最後回は藤本先生からのファンサービスだったんじゃないか、だって実際、チェンソーマンは第一部公安編で終わってた話だから

最終回について賛否両論あるのは当然だ。
チェンソーマン信者の中には、裏切られたと思ったり、作者の一種の投げやりに見えた人もいるだろう。だがしかし諸事情により名作なのに未完という作品もある中、この物語を中途半端にせず、完結させてくれた藤本先生には、本当にお疲れ様と言いたい。
ありがとうございました。

先生ご自身も完結してから次回作に行きたかったのだろうし、まだまだ若い先生なのでご活躍が楽しみである。
映画大好きな藤本先生なので、ご自身の原作を監督するなんてのも面白い、実写版ルックバックがヒットすれば『さよなら絵梨』の実写化もあるかもね。