義母はめでたく(?)施設入居し、元気で暮らしているのだが、
万が一、入居をゴネて家で見なければいけない場合を想定して、
義母が在宅で暮らす道も、考えないではなかった。
義母への食事提供が上手く行かない話は、前回にした。
あと、日中に『デイサービス』に行ってくれたら!
以前から、義父のケアマネさんも、
義母に合いそうなデイサービスを紹介してくれていた。
まだ義父を”介護する側”だと思っていたい義母は、
デイサービスに行く=”介護される側”になりたくない。
「まだいい、もっと(歳が)上の人が行くところだ。
私は人見知りだし、そういう所へ行ったら逆にストレスになる」
と、まあ、いろいろ言って拒否してきた。
ただ、昨夏の認知症の急激な悪化で、完全に”介護される側”となり、
義母の意向を聞くことはせず(反対されても導入するしかない)
週一回の訪問看護を導入した。
もちろん、デイサービスへ行くことも検討された。
が、訪問看護ですら「必要ない」と言う義母だし、
デイへ行くには、
嫁が、朝に義母を送り出し、夕に義母を引き取ることが必要で、
その時間に家にいるのは、フルタイム勤務のため、不可能
送迎の時間にヘルパーさんを入れるのも、検討されたが、
そうなると、契約に次ぐ契約が必要で。
その時点で、グループホーム探しは始まっていたので、
そこまでして、デイへ行かせることもない。
なにより、義母に打診しても、
「義母には、デイでリハビリをしたり、他の人としゃべったり、刺激が必要だよ」
「そんなの要らない、家で寝てるからいい」
「家で寝てたって良くならないよ。
義父だって、デイに10年通ったから、今でも歩けてるんだよ。
デイに行かなかったら、あっという間に体も弱るし、ますます頭もボケるよ」
「そうなったって、別にいい。私はああいう所には行きたくない」
もっと前から、週1回でも通っていたら、
昨夏の不調時に回数を増やす対応で、そのまま在宅の道も、
あったかもしれないのに…
介護サービスは拒否、
家で寝てばかりで、
嫁の言うことは聞かずに、義姉ばかり頼ってきて。
グループホームに入居(=在宅介護じゃない)となったのは、
義母自身が選んだ道の先にあったのだから、
これで良かったのだ。