義父のショートステイと同時進行で、
義母には訪問看護を導入した。
「お父さんも居ないのに、何のために来るの?
え、私の?私はまだそう言うのはいいわよ」
「かかりつけ医の●●先生に、そうしてくださいって言われたんだよ。
●●先生の指示で、看護婦さんが診察にくるの」
かかりつけ医の●●先生の名前を何度も出した。
「今日は(夏休みの)娘たちも居なくて、義母一人だから、ピンポン鳴ったら出てね」
さて、初回の訪問看護はどうだったのかな?
表玄関のドアホンの録画を見ると、4回もピンポンされている。
裏玄関には、傘の忘れ物があった。
ってことは、4回鳴らすも、義母は出ず、
キーボックスの鍵を使って、裏玄関から入ったのかな?
義母に聞いても、真相はわからず。
「ピンポンが鳴って、ドアを開けたからいらしたんでしょ?
看護婦さんと、ケアマネさんも来た。
だけどね、普通は訪問看護って言ったら、血圧とか計るもんじゃない?
なのに、なんにもして行かなかったわよ。しゃべって終わり。
これじゃ何のために来るのか、わからないじゃない」
「ケアマネさんも来てくれたんだ。血圧、計らなかったの?
連絡ノートがあるんじゃなかった?」
「知らないわよ。とにかくね、普通は訪問看護って言ったら血圧とか…」
(余談だが、義母はよく『普通は…』と言う。
私はコレが苦手。
普通ってなに?義母の個人的見解でしょ?)
「じゃあ次の時に、血圧計らないんですか?って聞いてみれば?」
「だってね、普通は訪問看護って言ったら血圧とか…」
それから、毎日のように、この話を聞かされる。
「あの訪問看護って、何のために来るの?
だってね、普通は訪問看護って言ったら、血圧ぐらい…」
なんなん?
そんなにイヤなの?
数日後、ケアマネさんと電話した際に、真相判明。
何度かドアホンを鳴らすも、義母は出てくれず、キーボックスの鍵で入室。
(外に設置してあるキーボックスの番号を教えておいた)
血圧を含むバイタルチェックをして、足が痒いと言われたので薬を塗るなど処置をした。
ほら、やっぱり~
普通の、訪問看護じゃない。
さては、
来た記憶はあっても、処置してもらった記憶がないから、
おしゃべりするだけの看護師なんて意味がない、不要!
と、都合のいい断り文句を思い付いたつもりだな。
ぶっちゃけ、バイタルチェックなんて、オマケだよ、おまけ
第三者を家にいれること、
話し相手になってもらうこと。
それが目的なんだから、ヘルパーさんでもよかった。
でも、家事を誰かにしてもらうなんて、ゼッタイ拒否でしょう?
だから、訪問看護にしたのよ。
●●先生の指示だなんて、それっぽい理由を付けてね。
その次の訪問から、連絡ノートが置かれた。
『訪問看護の意味が分からないと、納得いかない様子でした』
まだ2回だからね。
楽しくおしゃべりできるようになると、いいんだけど。