双極性障害(躁うつ病)の義母。
ここ数年は、「躁」と「鬱」のサイクルが、
季節とリンクして定着してきている。
冬は鬱、まるで冬眠。
暖かくなってくると、動き出して、躁。
梅雨に入ると、鬱、夏だから夏眠。
涼しくなってくると、動き出して、躁。
今年も、動き出した。
昨年の3月と違う点は、
嫁が仕事を始めて家にいないこと、
義父のデイが3回(火木土)から、4回(月火木土)になったこと。
20日(月)
スーパーに行ったらしい。
1000mlパックのジュース2本と、500mlペットボトル4本、バナナ、など。
「(ペットボトルの)カルピスとリンゴは一本ずつ、(孫に)あげるわ」
「わーい」
しばらくして、
「カルピス、炭酸だったの。好きじゃないからあげる」
「わーい」
21日(火)
また、スーパーに行ったらしい。
また、1000mlパックのジュースを今度は4本と、ペットボトル2本と、さらにドレッシング2本、
その他いろいろ。
「重かったわ!」
「また行ったの?」
「?」
もちろん、前日に行った事なんか忘れている。
「ジュース4本も買ったら、重くて帰りが大変って思わなかったの?」
「だって、ちゃんとリュックで行ったから」
ブログネタにするために、義母が風呂の隙に、レシートの写真を撮った。
「2日目も、カルピスとクーリンゴだって…」
同じものを買ってくるのは、認知症あるある、だけれど。
数あるジュースの中から、まったく同じ二種類を選び取るなんて
義母の好みは、わかりやすい。
「せっかく買ったこのカルピス、ウォーターだといいね」
「またソーダじゃない?またもらえる~
」
↓このパッケージじゃ、手に取らないだろうな…イチゴの方が義母好みなのはわかるが、炭酸
義母の冷蔵庫を見てみた。
「残念なお知らせです。カルピスは、まったく同じ『イチゴソーダ』でした
」
「イエーイ、またもらえる~
」
買い物が増えるのは、躁の人によく見られること。
大きな買い物をして、大変なことになる人もいるらしい。
義母の場合、スーパーに行く頻度が増えて、
おやつやジュースが増えるぐらいなので、カワイイもんだ
結局、多いと言って、パックのジュースは2本くれたし!
イチゴは、一口飲んだら炭酸だったって、またくれたし!
アリガトウ