只今、鬱で、絶不調の義母
「嫁ちゃんに言っても、どうしようもないんだけどさぁ」
「どうしようもなくても、どうぞ」
「眠いのよ。なのに、寝ても眠れないの」
嫁に足りない共感力、何とか絞り出す
「辛そうだねぇ。寝ても眠気が取れないなんてね」
「そうなのよ、もう1週間ずっとこうなのよ。
1週間もこんな状態だったことなんて、今までなかった」
お!新展開
もう何週間も調子が悪くても、
いつも、「ここ2,3日、調子がわるい」と、言うのが定番だった。
共感力は吹っ飛び、事実を伝えるだけに戻る、いつもの
「うーん、私の観察によるとね、12/7に証券会社に電話したら気が抜けたみたいで、
12/8から鬱が本格化したよね」
「えー、そんなに前から?一体、いつまで続くの、これ」
「うーん、鬱はいつも1か月ぐらいだね。年末年始は冬休みってことで。来月になったら、また元気(躁)になるよ」
「えぇーこれがスカッと治る薬は無いの?」
これ、よく言う。
”スカッと”って、躁状態のことでしょう?
そんな薬は無いし、スカッとしたら躁だから、それも病気なんだけどね。
「スカッと治る薬、あったらいいのにね、残念ながらナイみたいよ。
ちなみにね、今飲んでる薬のお陰で、鬱はそんなにひどくなってないんだよ」
「えー、どういうこと?」
「もっとヒドイ鬱になったこともあるんだよ。
フラフラして転んでばかりだったり、昼か夜かわからなくなったり、
今やれてる家事も出来なくなるほど、ヒドイ鬱だったことも、あるんだから」
「えー、ないない。私、そんな風になったことなんて無いわよ」
無いわよって、言い切ったよ
双極性障害になって5年、
病識がないまま過ごして来たうえに、認知症が進んで、
本人は、何にも覚えてないって
「寝てもスッキリしないなんて、モヤモヤするね。でも、家事はちゃんとやってるから、大丈夫だよ」
「そうなのよ、ご飯やらなきゃ、お風呂やらなきゃ、お父さんにご飯を食べさせれば、一日は終わりだわ、って
寝てても、ずっと考えてるの」
「これを言っても慰めにならないだろうけど、寝て時間が経つのを待つしかないかな。
時間が経てば、元気になるからね」
「あーもう、イヤだ。お迎え来ないかしら、お父さんも一緒に」
最初の頃は、このセリフを聞くと、ドキッとした。
双極性障害は、躁と鬱の落差が大きいゆえに、自殺率が高いと聞いた。
でも、お父さんを置いては死ねない、といつも言う共依存の義母、大丈夫だよね。
で、”お迎え”と言うワードが出たので、違う方向で慰めてみた。
続く~
これ、頼んでみた。
家族が多くて、詰め替えの頻度も高いので、ラクしたい。
シャンプーの詰め替えに付けるポンプ