午後じゅう通帳を眺めて、何やら書き出していた義母。
夕方、嫁にSOSを出して来た。
「お父さんの外資証券の配当金なんだけど、これがよく分からないのよ」
はっはーん(古っ)。
そんなこったろうと、思ったヨ
「はい、分かりますよ、答えられちゃうよ」
説明しよう
今まで、A銀行に振り込まれていた、配当金
義母が、Aの義父の口座は解約したいと言いだしたので、
夫が、B銀行の口座に入るように変更した。
これを忘れた義母、変更されたのを見て、怒った。
書類を取り寄せのために電話した外資証券に、勢い余って、「息子が勝手に口座変更した!」と訴えた。
その電話で、またAに戻された。
「だから、7月はA、8月は夫が変更したB、9月は元に戻ってAに、入ってきているってワケ」
「これは、本当はBに入ってくるものでしょ?」
「・・・」
「外資証券を解約する、しないの話はどうなった?
契約内容を見てから決めるって、苦労して書類を取り寄せたでしょ?それで?」
「・・・(目をつむって、動かない)」
「あれあれ?何度も、電話のやり取りしてた、あれだよ。
義父本人を電話に出してって言われたのに、義父が嫌がって拒否したり、大変だったよね?」
「そんなことあった?」
「住民票を取るのに、すったもんだしたよね?」
「住民票なんか、取ってないわよ。だって、市役所に行くんでしょ?」
「郵便局で取れるよって教えてあげて、お連れしましたケド」
「あー、そういえば…でも、あれは○○さん(義父のケアマネ)とかじゃなかった?証券会社に住民票なんて」
「おまけに、電話口で、息子が勝手に口座を変えたんです、って訴えてた」
「そんなこと言うわけないじゃなーい」
「言った言った。証券会社のブラックリストに、息子が乗っちゃってるかもよ」
この話、義姉🐶も、義母に聞かされて、知っている。
なに一つ、覚えちゃいなかったと、お知らせした。
🐶「えー、あれを何も覚えてないの?結構(認知症が)進んできてるね…」
そうなのよ、こんな大騒ぎ案件も、まったく覚えていない。
仕方がないね、脳に残らないんだから。
でもね
こんだけ周りを振り回しておいて、何も覚えてないって、どーよ
だから、もう、余計なことは、するなー
って、ムリか
また、同じようなことを、やるだろう。
それで、自分でやれるって、抵抗してくるんだろう。
はぁ~
いっそ、お金の管理すら忘れるほど、進んじゃったほうが、平和じゃない?
そう思ってしまう私たち、悪くないよね