「あのね、リハパン入れにあの袋が欲しいんだけど、お宅にあったら頂戴?」
あの袋とは、温泉旅館でタオルが入っている、口紐のついたビニールの袋です
「廊下の押し入れを見たけど、そこはカミソリがいっぱいで、袋はなかったの」
カミソリも、いっぱい取ってあるんかい…
「袋の入った引き出しは、多分、義母の部屋の押し入れのなかだよ」
「えー、そんなとこにあるかしら」
一緒に、義母の部屋を見に行った。
「本当だ。私、自分で取っておいて、全然管理できていないのね。
でも、この引き出しは、外に出てたはずだわ」
自分で動かしたんでしょ?義母の部屋の引き出しなんて動かさないよ…
「なんでも取っておいたって、どこにあるのかわからないんじゃ、しょうがないわね」
言ってることは、まったくその通りですよ
でも、捨てる気はないんでしょ?
何でも取っておくほうがいい、と思ってるんでしょ?
これからは、物を減らして暮らしたほうがいいなんて、思ってないんでしょ?
だったら、なんでそんなこと、言うの
この手の発言、ときどきあって、聞いてる嫁はムッとしてしまう
嫁になにか言われる前に、「私、わかってるのよ」と牽制してるのかな?
さて、ご本人も、このように仰っていることですし、
いろいろ処分に掛かってもいいですかね?
とりあえず、開かずの押し入れの、
10年以上前のレシートとか、公共料金の検針票とか
旅行先でもらったパンフレットとか、見直すこと、ないよね?
なくなったら、気が付くかな~
本当は人のものを勝手に捨てるなんて、ダメ、わかってる。
義母のエリアが不用品でいっぱいでも、今のところ、嫁に迷惑は掛かってない。
でも、最終的に処分する役目は、回ってくるでしょ?
ぐうたらな嫁は、義母より早く動けなくなりそうだと、自分でも思うので、
娘たちに負の遺産を残さない為にも、早く取り掛かりたい
いつも、この思考を行ったり来たり、グルグルして悩む。