義姉M🦊が来た時に、書類が来てるのがインプットされ、数日後・・・
「丸投げで、申し訳ないんだけれど、これ、やってくれないかしら~」
義母が、10万円の給付金の申請書類を持って、2階にやってきた。
てっきり、義姉Rに頼むのかと思っていたが、よくぞ、嫁に頼んでくれました。
「もう、読むのもイヤでね。全然、中も見てないんだけど、お願いしちゃったほうが早いわよね」
いや、一生懸命、眺めてたの知ってるよ。
「いいよ、うちのも書いたばっかりだから、お安い御用よ」
嫁が代わりに書類を記入し、添付に必要なものを出してもらって、コピーを取った。
「こんなの、年寄りにはわからないわよね。自分で出来ない人、もらえないじゃない」
あ!これ危険信号
嫁が目の前でパパっと処理してしまうと、また自信喪失につながる。
どうせ私には出来ない、で卑屈になるケースだ。
「いやいや、よく見たら、難しくないから、義母だったら、やろうと思えば出来るよ」
義母の前に、記入見本と実際の書類と、添付するコピーを並べた。
「はい、これ、一緒に確認してもらえる?間違ってたら大変だから」
嫁が書類を指さして、義母に確認してもらった。
「ここは、名前でしょ…義父の生年月日だって、間違ってない?
銀行口座だって…読み上げるから、確認してね?
次は裏だって、この書類貼るんだって、合ってるよね?」
「うん、うん、大丈夫よ、合ってるわ。ありがとうね」
「いや、確認してもらったから、安心して出せるよ。大して難しくもなかったでしょ?」
「そうね、10万も、もらえるのね」
「じゃあ、残りの書類の方に、今日の日付と、提出済み、っと書いて」
嫁に頼んでくれたのはとてもありがたく、丸投げの方がかえって楽だった。
でも、義母は、自分で中身を見たけれど、間違いなくできる自信がなく、
不安で、不本意ながら、嫁に頼んできたのだ。
ここがポイントかと。
自分に自信がなく、不安。裏返すと、これが怒りにつながる。
時間もあったので、義母に最終確認をしてもらった。
自分で確認が出来たことで、すこしは安心してもらえただろうか。