昨日は、3年間、嫁と一緒に通った、心療内科の受診日。
今は、双極性障害とアルツハイマー型認知症の両方を
この心療内科で、見てもらっている。
認知症の診断が出た3月以降、
家族が診察に関わると余計なことをされるから、と
一人で受診することにこだわっている、義母。
昨日も、徒歩片道40分を、往復歩いて行ってきました
「今日は、暑くて、すごく疲れた、もう何もしたくない」
「そうだね、今日は暑かったもんね。私も一緒に行くのに~」
「私、ガンコちゃんだから、イヤなの」
「じゃあ、嫁はイヤ、歩きもイヤ、だったら、他の方法を考える?
やっぱりタクシーがいいんじゃない?」
「だから、タクシーは乗れないって言ってるでしょ」
「乗れない、って自転車に乗れないのとは違うんだから、やってみたらいいじゃない?」
「いやよ。そもそも、ずっと通わないとだめなの?もう行かなくてもいいんじゃないかと思って」
「私は、今のこの穏やかで、安定した暮らしが、長~く続くことを願っているので、
病院もお薬も、続けて行って欲しいな」
「・・・行かないと、どうなっちゃうの?」
ここで、嫁は、
双極性障害と診断される直前の、すごい躁で、ハイテンションの義母を思い出した。
「嫁ちゃん、時間ある?話があるの。いつになったら、私の話を聞いてくれるの!忙しいばっかりで!」
と言って、毎晩、同じ話を延々とされたり。
片付けすると言って、普段の家事もそっちのけで、
家じゅうの荷物を出し、なかなか寝ようとしなかった。
気分安定剤を服用して以来、あのような躁は出現していない。
認知症薬のメマリーを処方されて、易怒性も落ち着いた、今の義母。
薬がないとこうなるよ、と本人には言えないし・・・
「どうなっちゃうのかは、わからないけど。まあ、受診も薬も、ご本人が決めることだけどね」
「これから暑くなるから、私が一緒に行くのは、全然かまわないからね」
義母が通院や服薬をどうするかは、本人が決めることだと思う。
そう言いつつも、今のところ薬が合っていて、家族に向かう不穏が軽減されているので
家族のためにも続けて欲しいと思っていて、とても葛藤がある。