義母のスケジュールは、
一か月ごとのA4サイズのカレンダーを印刷し、それに記入している。
常にテーブルの上に置いてあって、嫁の予定も書き込んでおく。
主な予定は通院で、月イチの病院が2件と、3か月おきが1件。
去年までは、予定を把握できていたけど、
今は、通院日が近づいても頭には入らず、ダブって整体の予約を入れてくる。
「去年は小さい手帳があって、それを使って管理してきたけど
今年は用意してないから、ダメだわ」
いや、去年のその手帳も、書かなくて機能してなかったよ
「いつものカレンダーを持って歩けばいいじゃん」
「いやよ、こんな大きいの持って歩くの」
ハイ、こちらからの提案は、ほぼ却下です
「だって、手帳とカレンダーと、両方に予定を書いておくのは、大変じゃない?」
「別に大変じゃないわよ、去年はそうしてたし。こういうの、売ってないかしら?」
いや、ほとんど書いてないからね。で、この時、すでに4月末。
4月スタートの手帳が売ってるかもしれないけど、外出自粛だし・・・
「じゃあ、このカレンダーの小さいサイズもあるから、印刷してみるよ。
それを持って歩いたらいいんじゃない?」
印刷したら、いいサイズだと、義母は、古い手帳にそのカレンダーの紙を挟んだ。
「糊で貼り付けちゃったほうが、使いやすいんじゃない?」
「大丈夫よ、挟んで持ってあるくから」
はい、こちらからの提案は却下でしたね
つい先日、整体から帰ってきて、テーブルの上のカレンダーを見た、義母。
「あ!病院があったのに、来週の予約入れてきちゃった。
去年は手帳を持っていたけど、今年はないからダメだわ」
ん?
「これ、どこかで売ってないの?」
「あの…それで小さいカレンダーを印刷したものが、去年の手帳に挟まってるハズです」
「(自分のカバンから取り出す)…あら、本当だ。や~ね~、人に印刷させておいて、忘れてるなんて」
「…手帳と両方に予定を書くのは大変だから、いつものカレンダーを持って歩いたらどうかな?」
「こんな大きいのを持って歩くのは嫌よ。二つ予定を書くぐらい大したことないわよ」
存在すら忘れてる手帳に、予定を書くの?
「それ、糊で貼り付けたら、今年の手帳になるよね」
「そうなの、私、ノートみたいになってるのがいいのよね。100円ショップとかに売ってないかしら」
結局、新しい手帳を買わないと、納得しないってことだ
嫁に出来る協力はここまでだな、あとはご自分で何とかしてもらおう。