隣県に住む、義母の長女のM姉🦊夫婦が来た。
次女のR姉ほど、頻繁に来れる距離ではなく、
この日も、いろいろ差し入れしてくれて、短い滞在時間で、帰って行った。
🦊「お宅は、10万円の給付金の申請書は届いたの?」
「ちょうど一昨日ぐらいに、届いてるよ」
「え?来てないでしょ?まだ見てないわよ」
義母、リビングの一角を占める、書類置き場を探す。
郵便物の入った箱が8つと、書類が入った紙袋も8つぐらいある。
ちなみに、うつ期だった1月に、
『何がなんだか、わからなくて困った』と言ったのを
チャンス☆と思い、義母の許可を得て、
嫁が整理して、古い書類は捨て、ラベリングしてあげた。
空かずの押入の片面が、過去何十年の書類で埋まっているのも
本当は捨てたかったけれど、そこはやめておいた
今、もう、その分類とラベルは意味がなくなっている。
結局、使う人が整理しないと。
「(それらしき開封済み封筒を手に) これのこと?私、見てないけど…」
「私は郵便物は上を開けないから、私じゃないよ~」
「え~、だって知らないもの」
🦊「嫁ちゃんはそうやって開けないって言うんだから、
あなたが開けたんでしょ。忘れてるだけでしょ」
「う~ん」
本当に記憶にないらしくて、書類をしばらく眺めて悩んでいた。
M姉🦊の滞在のほんの1時間ほどのあいだに、
義母の物忘れの実例を、わかりやすく伝えることとなった。