今はやや鬱期の義母ですが、これは躁期だった3月のエピソード。
義母が、一年分ぐらいの携帯の利用明細書を持ってきて、言いました。
「ねえ、私の携帯の契約、高いと思うんだけど。前は、もっと安かったのよ」
「それは、かけ放題プランに入る前のことでしょ」
「・・・この、かけ放題プランって、いるかしら?」
「入っておいたほうが、気にしないで電話できて、いいと思うよ」
「そんなに、使ってないのに?」
義母は、躁になると、電話が増えます。
基本料金+通話した分請求、のプランだった数年前、
躁の時にあちこち電話して、2万円近い請求が来て、
「おかしい!孫がいじって、インターネットとかつながっているんでは?」
と慌ててショップに駆け込み、
自分が電話をかけまくったせいだと、納得して、
かけ放題プランを契約してきた。
反対に、うつになると、まったく使いません。
かけ放題プランも、確かに無駄です。
「元気になると、みんなに電話するでしょ?」
「そうかしら・・・でもね、今日のこの広告みて?」
今度は、新聞の折り込みの、『スマホにすると月々980円』という
義母の契約する通信会社の広告が。
「スマホにしたいの?」
「だって、980円だってよ」
「ほら、下の方みて、980円になるための条件が、小さい字でいっぱい書いてあるよ」
「でも、なるんでしょ」
「うーん、それと、スマホに変えて、操作覚えるのは大変だよ」
このあと、義姉が来た時には、スマホにしたいのと訴えていました。
(やめて!使えなくて、巻き込まれるのが目に見えてる!)
義姉が、スマホは機械そのものが高いことを説明したら、それならやめると。
(その手があったか、ホッ)
その後、携帯会社から届いた、最新の利用明細書、
テーブルの上にあったから、見たら・・・
今月の通話料金:18,000円
かけ放題プラン2500円、入っててよかったね。
義母は、その明細書を嫁に見せてくることもなく、
その後、携帯の契約内容について、話をしてくることも、なくなりました。
チャンチャン