今年のお正月。
義母がお年玉をくれる様子がなく、娘たちは動いた。
「ねえ、ばあば。お年玉の袋がないだろうと思って、用意したよ!」
親類にもらったお年玉の、袋だけをリサイクルして、義母に渡した。
「これに、お年玉入れて、ちょーだいね
」
義母は『忘れてたよ、ごめんね』と言って、お年玉をくれた。
義母は、そのあとも、3回ぐらい、お年玉をくれようとした。
今度は自分でポチ袋も用意して。
「ばあば、何回ももらいたいところだけど、もうもらってるから、大丈夫だよ」
娘たちは、ちゃんと辞退していた。
2/14
「お年玉あげてなかったから、バレンタインにお小遣いね」
「バレンタインね!ありがとう
」
3月、卒業だったちゃんに、義母は『御祝』と書かれたポチ袋をくれた。
4月、ちゃんに、今度は『入学祝』と書かれたポチ袋をくれた。
「ごめんねー、入学のお祝いをあげるのを忘れてたわ」
「え?先月も『御祝』って書かれた袋もらってるけど・・・
あ、そっか!あれは卒業祝で、これは入学祝ね、ありがとう」
多分、卒業祝は、ないと思うよ。
(でも、金額が『御祝』×5=『入学祝』だったのが、よくわからない)
くれるっていうから、まあいっか