前の記事の続き。
一人で行くから嫁は来ないで、と出掛けていった心療内科。
やはり、徒歩40分を歩いて行き、
帰りにケーキを買ってきてくれた
(今日は孫の誕生日だもんね)
みんなでワイワイ、ケーキを囲んで、和やかだったので、切り出した。
「先生、なんて言ってた?」
「もう、あの先生、いいこと、ひとっつも言わない(笑)」
「いいこと、って?どういうこと?」
「このあとまた下がってきますよ、だって!もうやんなっちゃう。」
言わんこっちゃない。義母には直接は言わなかったけど。
義母は…苦笑い、ってやつ?
まあ、期待外れでも、怒らず笑ってくれて、助かる。
(嫁の予想では5月末に下がって、うつが来るかと)
「お薬は?」
「いつもと同じお薬を続けてくださいだって。
私、メマリーとリチウムは無くなるかと思ったの。
睡眠導入剤だけ、内科の先生にもらえばいいか、って。
あーあ、でも、なくならなかった。」
「先生にお話し聞いて、納得した?」
「ぜんっぜん、納得してないわよ」
「そっか、がんばって」
双極性障害(躁うつ病)は、本人だけで闘病してると
こうやって寛解期に、通院や薬をやめてしまって、
またドカンと再発するんだよね。
基本、素直な義母は、先生の指示通りにお薬は飲むんだよね。
飲むのやめた、とは言わないので、助かる。
そして、素直な義母は、黙っていられなかったのか、
みんなでおいしく、ケーキを食べ終わったあとに、ポツリ。
「実は、今日ちゃんの誕生日って忘れてて、
たまたまケーキ屋の前を通ったから、
おやつに食べようと思って買ってきただけなの」
「それ、言わないでおいても、良かったんじゃない?」