朝の9時に義母が二階に来た。嫁は洗濯を干してベランダにいた。
何やら娘と話して、下に戻っていった。
になんの話だったの?と尋ねると
こんな会話だったらしい。
「おねえちゃんいる~?」
「まだ寝てるよ」
「じゃあ、ちゃん。ばあば整体に行く時間なんだけど
洗濯物まだ干せてないからお願いできない?」
「えー」
よっぽど、嫁に頼むのが嫌なんだね。
義母のイライラは収まったけれど、
物忘れ外来に行った以降の怒りは、まだ収まっていないんだ
私はまだちゃんと暮らせるから、認知症じゃない。
病院に連れていかれ、おかげで車を手放すことになった。
余計なことをされるので、嫁の手出しは無用by
頑張ってください、余計なことしませんよ。
頼んでくれたら手伝うから、言ってねby
義母の洗濯物はどうしたかというと。
「ちゃん、洗濯物干そうよ。今のうちに、一緒にやってあげるから。」
「えー」
「で、誰が干したのって聞かれたら『私がやった』って言うんだよ。
『ママが手伝った』は言わないの。わかった?」
「うん、余計なことは言わないでおこう。」
「そうだよ、ウソついてるわけじゃないからね。
事実を部分的に言えばいいだけだから。」
「うん」
「だから、あなたもやらないと、ほら」