昨年の10月頃の話。
大きい鬱から上がって、躁にあった義母。
(認知症の診断がでたのは、翌2月)
よくある白いタオルのストックは
義母の部屋の引き出しに入っていることを、聞いていた。
同居を始めて10年、そこのストックがなくなってきた。
タオルの古さが気になるのは、嫁>義母。
だから、いつも嫁が、新旧交換をしていたかも。
義母は、久しぶりにその引き出しを開けたんだね。
「引き出しにタオルが入ってない!夫が全部使ったんでしょ!
」
「私が、古いのと交換しているうちになくなってね。
そこ以外にもあるのか、聞こうと思ってたんだよね。」
「私はタオルはストックしておくのに、何で急にこんなになくなってるの!」
「いや、少しづつ出してるうちに減っちゃったんだよ。
古くなったのは、雑巾になって」
「急に、こんなになくなるなんて、おかしいでしょ!」
やり取りはこの後も続きます。
どんなに説明しても、
『私の知らないうちにストックがなくなって、勝手なことばかりする』
という義母の解釈は変わらなくて、後々まで、タオル事件と呼ばれる。
想像は付きます、義母の内心・・・
『久しぶりに引き出しをあけたら、タオルがのこり2枚ぐらいで、すっからかん。
私は、きちんとストックしてきたはず
ストックがないなんて、不安じゃない。おかしい、誰がこんなに使ったの』
義姉に電話して、そのように一方的な話をしていたり、
こだわりが突出した怒りをまき散らす…躁は家族はきつい。
認知症の診断が出て、
体験そのものを忘れること、取り繕い、易怒性の高まり、
感情の制御が難しくなっている・・・など
躁×認知症か、と納得しました。
おまけ
色のついたタオルなら、押入の衣装ケースにたくさんあるので
「ここに、色付きのタオルがいっぱいあるじゃん」
「こんなの知らないわよ!」
このとき、夫と
『売り言葉に買い言葉でも、知らないはないよな』みたいな話をしていましたが、
『実は忘れてて、本気の知らないだったのか』と、今は話しています。