義母は、とっても寒がり。
冬場はガスファンヒーターのすぐ前が指定席。
暖かくなってきたこの頃は、ヒーターが設定温度になるので、運転が止まる。
温風が体に当たっていないと『寒い、寒い』という義母なので
設定温度が、どんどん上がっていく。
下のリビングは温室みたいになる
「寒いなら、もう少し着たら?」
「着てるわよ、2枚も」
「私だって3枚着てるのに、そりゃあ寒いよ」
「そんなに着たら、肩がこるでしょ。私がガス代払ってるんだからいいじゃない」
大きい鬱=仮性認知症状態のとき、
自分で洋服を用意できなくて、ノースリーブ下着の上に、ニットを着ていた。
「これも着たら、いいと思うよ」
「こんなに着させられるの?ダルマみたい」
うつのときでさえ、着替えは鬼門。
ガス代は義母が払っているので、どれだけ使おうと、口出しすべきではない?
資源が供給されていることは当たり前じゃない。特に痛感した、震災。
私は娘たちに、そのことも含め、資源は大切にしていこう、
ある程度は着こんで、設定温度は下げて暮らして行こう、と提案している。
でも、義母には義母のやり方があるので、尊重する。
娘たちは、納得してくれていて、
義母には
「この部屋暑いね
!」
ぐらいだけ、言っている。