2019年の夏の、これまでにない大きな鬱
まるで認知症のような義母、ずっとこのままだったらどうしよう…。
※この時点で、認知症の診断は出ていない。
すると、内科の主治医に、使う使わないにかかわらず
介護保険の申請をしておいたほうがいい、とアドバイスされた。
早速、義父のケアマネさんに依頼。
「念のためですからね、これは申請しておいたほうがいいんですよ」
義母のとなりで、嫁が書類を記入。
しばらくして、認定調査員が面談に来る、日程の連絡が入った。
この頃には、義母はひどい鬱から、脱しつつあった。
でも、その間の記憶がないという。
介護保険の申請をすすめていることも、記憶になさそうだ。
調査員が来るころには、躁転して、また怒りモードになっているだろう。
義母本人の介護保険の面談だと知ったら、怒るに違いない。
ここは、義母が一番信頼する、R姉🐶(義母の次女)の出番。
🐶「あなたが、先月は動けなくて大変だったの。
だから、内科の先生に、念のため手続きしておきましょう、と勧められたの。
この日に、来るからね」
義母の予定表に書き込んでくれた。
しかし、やっぱりというか、なんというか。
予定表をみて、
「私の知らないところで、勝手に進めて!
これは義父のじゃないの?私のってどういうことよ!」
そして、調査の当日。
調査員に、義父の話ばかりをする。
「今日伺ってるのは、義父さんのことではなくて
義母さんのお話を伺うためなんですよ」
何度、軌道修正されても、義父の話をする。
同席した、嫁と義姉🐶は
「今はこんなにはっきりしているんですが、先月は大変だったんです
」
🐶「これが、あれが、出来なかったんです」
目の前の、躁転した義母で判定をされたら困るので、必死にアピール。
要介護じゃなくて、要支援でも、いざと言うときに使えれば、それでいいのだが。
が、予想に反して、【要介護1】がついた。
義母は、役所から送られてきた自分の介護保険証を、そっとしまって、嫁には黙っていた。
義姉🐶が、来たとき、
🐶「そろそろ届いた?」
「これはいったい何?私の介護保険って、なによ!」
と、取り出してきたそう。
こうして、介護保険申請をした半年前を振り返ってみても、
うつ期の記憶だけじゃなく、躁期の記憶も飛ぶなんて、
この頃には、認知症は進んでいたのでしょう
申請や、判定に、怒っていることばかりに目が行って、躁のせいだと思っていた。
事前説明が通じていないこと、調査で訂正されても義父の話ばかりすること、
今なら、認知症のせいだったのだ、とわかる。