【変わりゆくものと残したいもの】今夜、長浜屋台街が復活しました!
2011年、市長に就任して半年。一代限りの原則のもとで無くしていく方針だった屋台について、議場で「福岡の街に屋台を残したい。あり方を検討したい」と表明して、当事者も入れた有識者会議での激論の末、全国初の屋台基本条例を制定。来月でちょうど10年です。

最初は「今のまま続けたい屋台」からも「屋台を無くしたい地域や店舗」からも真意が理解されず苦しい時期もありましたが、福岡市の特徴的な文化である屋台の灯を消さないため、屋台へルールやマナーの徹底をお願いすると同時に、公募で公平公正に新規参入できる仕組みを作りました。この条例によって「慣習」で認められていた屋台から、「公共性」を根拠に合法的に認められた屋台へ、街の中での位置付けが大きく変わりました。

その後、中洲エリアや天神エリアでは屋台が抜けると公募によって新規屋台が参入できるようになり、新旧の屋台が切磋琢磨しながら賑わいましたが、長浜エリアだけはなかなか新規出店が決まらず、残り一軒の屋台「さよ子」だけが一生懸命踏ん張っていただいて、寂しい状況が長く続いていました。

そして今回の公募で、長浜に新たに7軒の屋台の新規出店が決定。今夜「長浜屋台街」として復活しました!44年間、最後の一軒になっても長浜で屋台を続けてこられた82歳のさよ子さんが今日の式典で嬉し涙を拭っていたのが印象的でした。

先日、新規出店者の皆さんと意見交換しましたが、自分の店舗だけでなく、長浜屋台全体で盛り上げていくぞ!という若い皆さんの強い思いを聞かせていただき、胸がアツくなりました!

長浜屋台街は地下鉄赤坂駅からシラフで歩けば約10分で行けます。天神からタクシーに乗ったとしても、これだけの屋台があれば必ずどこかは入れると思います。トイレも整備してます。

福岡市が誇る天神、中洲、長浜という3つの屋台街がそれぞれの魅力を磨きながら未来へと続いていきますように。

中洲、天神エリアにも魅力的な屋台がオープンしてますよ→https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/kankou/shisei/newyatai.html


福岡市屋台の歴史は




























福岡市長 髙島宗一郎