福岡空港のすぐ近くにある大井北公園の愛称を今日から「夢を語る公園」とします。加えてその愛称の記されたベンチを寄贈していただいた方に感謝状の贈呈をしました。
その方はこの場所で18年前に愛娘を亡くされたお父様。
2004年12月から翌1月に飯塚、北九州、福岡で起きた3女性連続殺害事件の被害遺族のおひとりです。
空港の地上職で働きながら、CAを夢見て英会話のCDを聴きながら歩いて出勤する途中に惨劇に遭われた娘さんを思い、当時両親は同公園に桜の木を植樹されています。
去年、お父様から私にも直接お手紙をいただき、現在の思いに触れました。そして担当課が知恵を絞って公園の愛称をご両親の希望通り実現できることになりました。
多くの方がこの公園とベンチで将来の夢を大いに語り、さらに愛される公園になることを期待しています。
今日は雲ひとつない青空が広がり、お父様が挨拶を始めると一機の飛行機が大きな音で飛びたちました。見上げると娘さんが当時CAを希望していた航空会社の飛行機だったことがとても印象的でした。
福岡市長 髙島宗一郎