3年ぶりの舁き山行事が行われている博多祇園山笠。
集団山見せが行われました。
博多祇園山笠の起源は疫病退散。約780年前にも同じように感染症が流行って、先人たちがそれを乗り越えてきた歴史を思いながら、今年の一番山笠、恵比須流で台上がりをさせていただきました。
勢い水が太陽の光にキラキラ輝き、沿道には嬉しそうな笑顔の花が咲いていました。
一方、3年ぶりとなると、現場レベルでは担当者が変わり、細かな段取りが抜けていたり、阿吽の融通と連携が効かずに困る面も。
全ての動きを明文化することは現実的にも困難な規模の祭りでは、口伝と実践で祭りは継承されていきます。
2年開催出来なかったことでこれだけの影響が出るということを目の当たりにする中で、これまで約780年に渡って祭りの伝統を繋いできた先人たちの努力に改めて感謝をすると同時に、しっかり次世代へと繋いでいかなければという思いも新たにしました。
さて、いよいよ祭りはフィナーレへ!
15日早朝4時59分から行われる追い山で祭りが無事に奉納されますように。
福岡市長 髙島宗一郎