福岡市では新年度、生活保護や児童扶養手当を受給している経済的に苦しい家庭の子どもが習い事に通うことができるように、小学校5、6年生と中学生で月に最大1万円分、クーポン支給という形でサポートします。

今日は令和4年度予算の発表会見を行いましたが、新年度予算では特に「困難を抱える子どもを守る」ことを一つの大きな柱に据えています。

生まれ育った環境などによってスタートラインで差がついてしまう子どもを支援し、貧困の連鎖を断ち切っていく、また自らSOSを発信できない子どもを守っていくことが大切です。

そこで新年度はヤングケアラーの家庭へ育児支援ヘルパーを派遣したり、医療的ケアを行う学校看護師を増員します。

里親ショートステイ事業を全市展開し、併せて施設や里親で暮らす子供たち声の代弁を行うアドボカシーの取り組みも推進します。

また市立すべての中学校と高校、特別支援学校に配置したスクールソーシャルワーカーをさらに増員したり、組織としても子ども見守り支援課を創設して、困難を抱える子どもを早期発見、プッシュ型で必要な支援を届ける取り組みの実証事業にも取り組みます。

新年度は他にも諸々の施策を進めたいと考えていて、これから予算議会を通して議会の皆さんにも理解を得られるようしっかり説明していきます。

 

 

 

 

 

福岡市長 高島宗一郎