明日から10日間、舞鶴公園で障がいの有無や年齢に関わらずみんなが楽しめるインクルーシブ遊具広場の実証実験を行います。

福岡市では10年前に「みんながやさしい、みんなにやさしいユニバーサル都市・福岡」というプロジェクトをスタートさせて、ノンステップバスを増やしたり、地下鉄や公園のバリアフリーやユニバーサルデザインを取り入れてきました。

公園についても、誰もが利用しやすい園路やトイレなどの整備を進めて来ましたが、遊具についてはまだ全然進んでいません。

そこで夏には出張のタイミングに合わせて先進事例である東京都の「砧公園」を東京都の職員さんから説明を受けながら視察させてもらいました。またプロジェクトを中心で引っ張ってきた東京都の龍円 愛梨都議からは進め方、地域や当事者の巻き込み方など、ハードだけでなくソフトの大切さについてお話を伺いました。

今回の実証実験は、遊具メーカーの株式会社コトブキさんに協力していただきました。車椅子に乗ったまま遊べたり、色弱の方が認識しやすい色使いだったり、大勢で遊ぶのが苦手な子が一人で遊べる空間があったりと、いろんな状況にある子どもたちが一緒に楽しめる遊具になっています。

ぜひ気持ちのいい秋の日に子連れで楽しみに来てください!今日はプレオープンで大手門保育園の園児たちに来てもらったのですが、みんな大はしゃぎ!

これから専門家を入れた検討委員会を立ち上げて、今回の実証実験の結果も踏まえつつ、福岡市としての今後の進め方を議論していきます。

 

福岡市長 高島宗一郎