障がいや病気のある家族の介護や看護、幼いきょうだいの世話などで、本来は大人がすべき家族へのサポートを何らかの事情で行わなければならない子どもがいます。
家族の世話に追われるので友達と遊んだり勉強する時間が十分に取れなかったり、将来の進路を変えざるを得ないなどの問題に直面しています。

そのような子どものことをヤングケアラーという言い方をするのですが、このヤングケアラーの専用相談窓口を今日から設置します。

専門のコーディネーターが各家庭の状況に応じて最適な福祉サービスや支援団体と繋ぐなど解決策を一緒に考えていきます。

それで、ここからが大事なのですが、専用ダイヤルは本人だけでなく、家族や学校関係者、地域の方からの相談もお受けするので、ぜひ近くに目を凝らしていただき、気になる子がいたら相談して欲しいのです。

支援が必要な人って、自分ではSOSの声を上げなかったり、制度を知らない人も多いんです。そもそも子ども自身や親が自らをヤングケアラーだという認識をしていなかったり。

今回は窓口だけでなく、専用ダイヤルもあるので是非こちらもご活用ください(092-982-0073)。

窓口の運営は15年にわたって子どもたちの支援に実績を持つNPO法人「SOS子どもの村JAPAN」です。
窓口は(中央区赤坂1−3−14 ブランシェ赤坂2階)で、事前予約が必要です。



福岡市長 髙島宗一郎