政府が不妊治療に注目して、現在、支援制度の拡充を検討しています。この動きに連動して、福岡市では不妊治療を受ける際に仕事の休みを取りやすいように、年間5日の無給での休暇が取れる制度を新設します。半休で10日でもいいし、時間単位での取得も可能です。無給休暇にしたのは、ヒアリングの結果、周囲に気遣いをされることなく、休みを取得しやすくするためです。また出勤時間の調整も選択肢に入れるので、組み合わせて使っていただければと思います。

 

市役所が率先するので、ぜひ他の自治体や民間でもこのような制度を導入していただくことを期待しています。

 

また株式会社エムティーアイと連携協定を締結し、「ルナルナ」アプリを活用し、市役所地下の不妊専門相談センターで無料で相談を受けられるようにしました。ルナルナのデータを共有できるようになったので、相談センターに来所することなく、カウンセラーと電話でより具体的な相談を気軽にしていただければと思います。

 

これらの取り組みを進めることにより、不妊治療を必要とする市民の皆さまへの支援となればと考えています。

 

 

福岡市長 高島宗一郎