【ふくおか安心ワンコイン】家庭の環境によらず、病気やケガをした時にも子どもたちが安心して病院を受診できるために、子ども医療費の通院助成を大きく拡大します。
助成対象を中学生までに拡大するとともに、自己負担額の上限額を引き下げます。
3歳未満の子どもたちは引き続き自己負担なし。3歳以上中学生までは、一律で自己負担額の上限を、1医療機関につき500円/月にします。これには薬局での薬代も入っているので、別途、自己負担は必要ありません。
これからシステムの構築などの準備が必要なので、スタートは来年の7月になります。

福岡市は新たな小学校の開校が続くなど、子どもが増え続けています。この「ふくおか安心ワンコイン」で自己負担を一律500円にすることで、年間で13億円程度市費の負担が増えます。

コロナ禍で今年度の税収は全国的に落ち込むことが見込まれており、予算支出の抑制が必要となる中、どこにお金を使うのか、これまで以上の選択と集中が必要になります。
私としては福岡市の経済政策で大きく増えた税収は、生活の質の向上、特に子どもたち世代に還元したいと思っていますし、子どもたちが、家庭の環境に左右されず、健やかに成長できるようにしていくことが大切だと思っています。

福岡市PTA協議会の佐伯会長や福岡市医師会の平田会長からも同様の趣旨の要望もいただいています。また福岡市議会の与党会派である自民、公明、令和会、自民党新福岡の4会派からは、中学生まで子ども医療費助成を拡大するに当たってのご要望を直接私がいただいていました。

こうした要望の後押しもあり、コロナの影響で今年度については財政運営的には厳しい状況ではありますが、未来を担う子ども達の為に決断しました。

福岡市長 高島宗一郎