追加の独自支援策を発表して以降、テレビの出演や役所への問い合わせ、SNSなどで質問が多かった内容について出来るだけシンプルにまとめてみました。

 

シンプルだけど項目が多いので結果的に驚くほど長文になりました笑

 

 読み飛ばしながら、興味のあるところだけ参考にしていただければ。

 

ちなみに写真は、まさかあの店のラーメンがテイクアウト出来るということで家で作ってみたものです。ネギもゴマも紅生姜も替え肉も替え玉も入ってました!

 

空のペットボトルを持っていくとスープを入れてくれます。


 

普通は最初から紅生姜を入れるのは絶対に反対派ですが、写真を意識して赤の差し色を入れてしまいました。あと少しだけSTAY HOMEで頑張りましょう!

 

 



Q:マイナンバーカードによるオンライン申請をしたけど、特別定額給付金はいつ振込まれるの?

 

A:5月1日の17時現在で申請いただいた約5千件については、来週の月曜日、5月11日に、申請いただいた口座に振り込みます。ただし、申請に不備のあったものは除きます。

 

5月7日までの1週間で、約2万8千5百件の申請がありました。

一方、同じ方が複数回申請しているものや、振込先口座の確認書類が添付されていないもの、世帯主ではない方が申請されているものなど、不備のあるものも少なくなかったとのことで振り込みまで時間が掛かることもあるようです。

 

詳しくはこちら
https://www.city.fukuoka.lg.jp/shimin/teigakukyufu/health/00001.html

Q:マイナンバーの暗証番号忘れたので区役所行ったら人がいっぱいだった

 

A:オンライン申請に必要な、マイナンバーカードの暗証番号の再設定のために、多くの市民の方が区役所の窓口に来庁されています。

 

まもなく特別定額給付金の郵送申請もスタートしますので、お急ぎで無い方は郵送での請求をご検討ください。

 

詳しくはこちら
https://www.city.fukuoka.lg.jp/shimin/teigakukyufu/health/00001.html

Q:マイナンバーって全然便利じゃないよね

 

A:銀行口座と所得や年金情報をマイナンバーによって紐付けることができれば、今回のような一律給付のほか、様々な所得制限や子育て世帯への給付なども簡単に出来ます。所得が下がった人への補償も簡単にできるかもしれません。

 

でもマイナンバー導入の議論の際、政府に情報を教えるとタンス預金まで課税されるのではという憶測や、プライバシーを知られたくないというような議論があって、結局理想的な形にはならなかったように記憶しています。

 

それで結局このようなとても面倒な仕組みになっています。例えるなら、福岡市のホームページにマイナンバーでログインして、その中にさらにAmazonとかYahoo!とか楽天が入っているので、それぞれに会員登録とパスワードとクレジット情報を入れなきゃいけない感じでしょうか。

 

横串で繋がっていないので、情報が共有されない。というか意図して出来ないようにしている。

 

またカードは落としたり無くす可能性があるので、早く携帯と紐づけてアプリにして欲しいですよね。顔認証や指紋認証にしないと、暗証番号もこんなにいくつも覚えられる訳ないし。

 

自分の情報を紐付けて便利を得るか、それとも個人の情報が一元管理させない代わりに、今回のように毎回郵送と返送を繰り返すか。

 

両方メリットデメリットがありますが、私たちがどのような社会にしたいかですね。

 

 

Q:郵送で特別定額給付金の申請書が送られてくるのはいつ?

 

A:5月15日から申請書の送付をスタートします。できる限り早く送付できるように事業者にもお願いしていますが、82万世帯の全てに送付が完了するには5月いっぱいかかってしまう見込みとのこと。

 

口座への振込みについては、6月5日から、順次開始です。

 

ちなみに、5月11日から福岡市LINE公式アカウントに、特別定額給付金に関するQ&A機能を新設します。

 

また、5月11日からは現在の相談ダイヤルを拡充し、コールセンターを開設します。

 

外国人の方にも対応できるようにします。

 

コールセンターの番号は、0570-092-012(5月11日から午前9時~午後6時)です。

 

外国語専用の番号は、092-401-0826です。

 

英語、中国語、韓国語、ベトナム語、ネパール語に対応します。


詳しくはこちら
https://www.city.fukuoka.lg.jp/shimin/teigakukyufu/health/00001.html

 

Q:家賃8割支援はいつ申請すればいいの?

 

A:募集要項を福岡市のHPで公表しています。申請開始は5月13日、支給開始は18日頃です。オンライン申請を原則として、市・申請者双方ハンコレスで行います。

緊急事態宣言に伴う事業継続に向けた店舗への家賃支援(新型コロナウイルス感染症対策)

https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/kokusaikeizai/business/cotenpo.html

 

Q:新しくテイクアウト支援も始めるそうですが、どうすればいいと?

 

A:テイクアウト支援店の募集は今日から始めます。募集期間は21日までです。10万円の支援金は5月末からの支給開始を目指します。


地域の飲食店を支えるテイクアウト支援(新型コロナウイルス感染症対策)

 

Q:休業要請に入っていない施設の支援はいつから申請できる?

 

A:来週には、申請・支払事務委託事業者が決定予定です。

 

ですからその後、店舗を経営する事業者の皆さんは5月下旬に申請開始、6月上旬支給開始の予定です。
 

市民生活に必要なサービスを安全に提供する休業要請対象外施設へ支援(新型コロナウイルス感染症対策)

 

 

Q:文化・エンタメのネット配信動画は、どのようなものをつくったらいいですか?

 

A:イベントが中止になっている今、無観客でのアーティストの音楽演奏シーンや伝統芸能の実演シーンなど、福岡市の魅力発信につながる映像をイベント関連事業者と共同して制作していただきたいです。

 

文化・エンターテインメント活動支援事業

https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/contents/health/coce2.html

 

Q:オンライン学習の準備はどんな感じ?

 

A:教育委員会にはできる限り最速でお願いをしています。

 

学校で用意するタブレットが揃うまでの間は、家庭でパソコンやスマホなどで学習できる児童生徒には家庭にあるものを使ってもらい、現在でもオンラインの環境が整っていない家庭にはルーターやタブレットを貸し出すことの検討をしてもらっています。

 

また、学校での授業が再開されても密にならない状態をつくるために、クラスを二つに分けて日にちごとに変え、A班は教室で、B班は家庭でオンライン学習をしてもらうなどの計画も準備しています。まもなくいくつかの学校で、この方法によるオンライン学習をテストしてみるとのことです。

 

また、肺などの基礎疾患があるなど、学校が再開されても健康的に心配な児童生徒は、学校再開後もオンライン学習やプリント学習を継続して欠席扱いにしないなど、柔軟な対応を検討してもらっています。

 

あ、ちなみにFBSとTNCの協力のもと、福岡市の学習支援サイトの動画をテレビのサブチャンネルで放送することになりました。詳しくは教育委員会のHPでお知らせします。

オンラインスタディ学習動画

https://www.city.fukuoka.lg.jp/data/open/cnt/3/23318/1/singakunennogakushuunaiyouwoterebihoueisimasu.pdf?20200508173947

 

Q:保育園、留守家庭子ども会で家庭保育をした場合は引き続き減額してもらえるの?

 

A:これまで通り減額します。また、育児休業の復職期限も7月1日まで延長します。

 

ひとり親の方や警察、医療、介護や保育などに従事し、どうしても預けざるを得ない方以外は、引き続き家庭保育をお願いします。

家庭での保育・見守りのお願い

保育施設等(育休からの復職の延期)

 

Q:あと一ヶ月みんなで我慢したらコロナを終息させられる?

 

A:完全にコロナを終息させるにはワクチンの完成を待たなくてはならないでしょう。

 

また、例えさらに三ヶ月我慢したとしても、国境も県境も開いているので、感染者が一人でも入ってくればまた感染が拡大する可能性があります。

 

そのため、ワクチンが出来るまでは、コロナウイルスの感染を防ぎつつ過ごすという日常行動を実践しながら、本当に感染者数が多くなれば全体でも引き締めて、少なくなれば緩めるというコントロールをすることになるでしょうね。

 

ただ、みんなで頑張ればコロナに気を付けながらもこれまでの市民生活に近付けていけますので、頑張りましょうね。

 

 

Q:まだ休業要請を続けないといけないくらい病院がギリギリなの?

 

A:現在福岡市内で発生した新型コロナウイルス感染者のうち、入院している人は56人で、そのうち重症者は5人です。

 

でもこの数字だけでは全体像は分かりません。例えば九州大学病院や福岡大学病院、久留米大学病院、産業医科大学など、福岡県内には大きな病院がいくつもありますが、これは立地する自治体の市民だけのものではなく、福岡県民の命を守る、県全体の大切な医療資源です。だからこそ医療調整は県の権限なのです。

 

今、県全体で重症者を受け入れられる病床がいくつあって、そのうちどれくらい使われているのか。

 

人工呼吸器とエクモ(体外式膜型人工肺)は、それぞれ全部で何台あって、どれくらい使われているのか。どのくらいの余裕があれば大丈夫なのか。

 

その数は各県によってバラバラなので、その基準、数値を出すことは各県にしか出来ないのです。これがいわゆる出口戦略で、国が一律に出せるものでもありません。

 

県民に協力をお願いする限り、何がまだ足りないのかをみんなで共有しないと、きっと市民県民は新規感染者がほぼゼロということで緊張感が抜けてしまいます。

 

自己解釈で自粛解除する人がここ数日で一気に増えそうな気がします。一度緩むと戻すのはかなり難しいと思います。

 

そこで昨日、福岡県には重症者受入可能な病床数や人工呼吸器、エクモの全体数と使われている数などを速やかに明らかにするように改めて荒瀬副市長(医師)からお願いをしています。

 

休業要請などを解除する基準に直結しますし、県民がみんなで同じゴールを目指さないといけないからです。

 

ちなみに福岡市内で今日PCR検査をした数は61人(新規が56人、濃厚接触者が5人)でしたが、検査結果として陽性者は0でした。


福岡市での患者の状況・検査件数

 

Q:アビガンは福岡市でも使われているんですよね?なぜ使いにくいって言われてるの?

 

A:今でもいくつかの病院で使われています。ただ普通のお薬と違って「観察研究」という研究目的でしか認められておらず、例えばアビガンを使うためは入院している必要があるので、軽症になって病院からホテルに移るときには使用を全て止めなくてはいけないなど制限があって使いにくい状況です。

 

今後、必要と判断された人に対して安全に使えるように、厚生労働省には安全を確認する治験を確実に最速で行っていただくように要望すると同時に、福岡市の特区を使ってはどうかというアプローチもしています。

 

ただ、先日の記者会見で安倍総理が今月中にアビガンの薬事承認を目指すと仰ったように、現在のコロナの状況も踏まえて政府もかなり問題意識を持ってスピード感を持って取り組んでいただいているようですので、全国で使いやすくなる日も近そうです。
 

 

福岡市長 高島宗一郎