福岡市に続いて、北九州市や千葉市でも家賃の8割支援を発表されました。また古賀市や行橋市、大川市、下関市、日南市そして福岡県も独自の支援策を発表しました。他にもすでに全国で様々な支援策が打ち出されていますし、特に別府市は長野市長のもとで独自の取り組みが次々に発表されています。

 

地域の実情を熟知している各自治体が、それぞれの状況に合わせた独自の支援を行い、その後、国が後押ししていただく形が、有事において最もスピード感と実効性が高まるものと思います。

 

さて昨日、全国に緊急事態宣言が出されました。なぜこのタイミングなのか。一言で言えば、ゴールデンウィークに地元に帰省しないでください!ということ。
 

若い世代の割合が多い都市から、高齢者の割合が多い地方へウイルスが移動するリスクを下げるという意図です。
 

つまり、感染したら重篤化しやすい高齢者をみんなで守ろうということだと思います。

 

例年であれば、皆さんゴールデンウィークの予定を立てている時期だと思いますが、今年は外出自粛要請に協力していきましょうね。早期に新型コロナウイルスを抑え込みましょう!

 

さて、外出を自粛する中で、デリバリーの利用者や、新たにデリバリーに挑戦する飲食店も増えています。福岡市では法に基づく緊急事態宣言の期間中、1000円以上のデリバリー利用で500円のポイント還元もしくはクーポンを差し上げることで、外出自粛と新業態へチャレンジする飲食店を応援しようと思っています。
 

この支援策への問い合わせも多かったのですが、詳細が決まったのでお知らせします。今日から早速事業者の募集をします。詳細は市のホームページをご覧いただきたいのですが、ざっくりここでもお知らせします。


まず対象となるのは、多くの飲食店が登録されている宅配の代行事業者と、個別に飲食の宅配をする飲食店です。
今日から23日17時まで募集します。
 

その事業者や飲食店は、宅配利用者の電子決済の履歴を確認してポイント・クーポンを利用者に付与してもらいます。
 

その後、事業者は電子決済の履歴、ポイント・クーポンの利用履歴、宅配の実績等を確認できるものを福岡市へ提出していただければ、基準を定めて市から事業者・飲食店へ支援金を交付します。
 

ちなみに宅配代行事業者には、市が指定した日以降5月6日まで飲食店の新規登録料を無料にしていただくことを応募の条件とします。それによって、沢山の飲食店が新たに宅配事業に参入しやすくするのが狙いです。

 

緊急事態宣言に伴う事業継続に向けた飲食店への支援(新型コロナウイルス感染症対策)

https://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/yuuchi/business/coinsyoku.html

 

 ・よくある質問Q&Aを掲載しました。下記リンクをご参照ください。
  利用者向け  (107kbyte)pdf
  飲食店向け  (139kbyte)pdf

 

さて、今日は金曜日。フライデーオベーションの日。最もリスクが高い最前線で日々戦っていただいている医療や介護関係者の皆さんに感謝をするとともに、この外出自粛で経済的に苦しい中で頑張っている人、スーパーやタクシー、理美容室、ホームセンター、保育関係施設など、県が指定する休業要請に入らず、感染対策をしながらも私たちの生活維持のために頑張っていただいている全ての皆さんに感謝の気持ち、そしてお互い励まし合いの拍手を送ろうという#fridayovationの日です。

 

みんなストレスが溜まって、言葉や態度がキツくなることもあるかもしれない。自分が頑張っているから、人が許せなくなる。怖いから、不安になる。不安になるから疑う。

 

感染が確認された医療機関に親が勤務しているということで、子どもが保育園での預かりを拒否されたり、医療機関にタクシーを呼んでも断られるなど、辛く悲しい事案も生じています。
 

このままでは外来を受け付けてくれる病院が無くなってしまいます。みんな不安なのです。
 

こういう時だからこそ、たくさんの皆さんの感謝と思いやりの輪を広げられたらいいなと思います。

 

今日は茨城県庁や青森市、いわき市(福島)の市役所でも感謝の拍手が始まったと聞いています。
 

またSNSでも#fridayovationで全国でたくさんの投稿があって感激しました。GLAYのTERUさんも投稿されててびっくり!

 

 

 

 

福岡市長 高島宗一郎