「福岡100」プロジェクトの一環として
「認知症フレンドリーシティ」宣言をしました。
地域の皆さんによる見守り活動などに加えて、認知症の方へのコミュニケーション技法「ユマニチュード」の全校区展開や徘徊高齢者のIotでの見守り、オンライン診療などの新しいアプローチやケアテックベンチャーとの協働など、あらゆる角度からのアプローチによって、万が一認知症になっても住み慣れた地域で安心して住み続けられるまちづくりを目指します。
「福岡100」とは何か。ダボス会議や世界都市サミットなど、あらゆる国際会議で感じるのは日本の優位性の残る分野はどんどん無くなっているということ。そんな中でもヘルスケアの分野で今でも日本は大きな優位性を持っています。これから世界的にも少子高齢化が追いかけてくる前に、この分野で追随を許さないロールモデルを福岡市で作ろうと、医師会や自治協議会、経済界、スタートアップなどなど、あらゆる主体の皆さんにお声がけをして2017年にプロジェクトは始まりました。これは現場と権限の両方を持っている政令指定都市こそがモデル都市作りに最も適していると思うからです。
少子高齢化という人類史上初の状況をチャンスに変えよう。福岡市のこの取り組みがきっと次世代の光になります。

※ちなみにビッグデータやICTを活用する医療はどこの国でも驚かれませんが、私たちが身近に感じる地域の見守り活動という(ただ見ているだけでも、しっかり監視関与するわけでもない)活動は、英訳がしにくいことが示すほど、日本の強い優位性でありアセット(財産)と思います

 

福岡市長高島宗一郎