【被災地に支援物資を届けて頂けるNPO等の方へ】【7月14日午前8時発信】
豪雨災害からの早期復旧を願って、昨日は博多祇園山笠の集団山見せを奉納しました。
さて被災地では,いよいよボランティア活動が活発化してきました。支援物資は避難所では充足しているようですが、まだまだ個別の地域のニーズがあり、NPOなどが得意とするきめ細かな対応が求められています。
そこで今日から、市民の皆様からお預かりした物資を、被災地に届けていただけるNPOなどの皆さんに提供致します。
メールで申し込んでいただき、認証メールを受け取った後で旧東市民センター(東区香住ヶ丘1-12-1)に受け取りにお越しください。

またボランティアで高速道路を利用される方には無料措置があります。
「災害派遣等従事車両証明書」を料金所で提出して頂ければ結構です。

証明書の申請、そして物資提供などについてなど、詳しくは福岡市のHPを参照ください。→http://www.city.fukuoka.lg.jp/bousai/gouu201707.html

さてNPOなどがボランティアを集めて、バス会社に支払う代金などの実費を参加者と割り勘すると旅行業法違反になるという規制、いわゆるボラバス問題ですが、石井国交大臣、麻生副総理には直接しっかりとお伝えするとともに、福岡市職員も観光庁や内閣府などにも足を運んで速やかに適切な対応をして頂けるよう、強く働きかけ続けています。

この制度改正について、観光庁としては、例えば旅行業者であれば必ず保険に加入して、旅行者が旅行中にケガなどをしたときは保険金が支払われるが、ボランティアバスでもこのような仕組みが担保されるか、などを論点として考えているようでした。

ただ現行でも社会福祉協議会が運営する「ボランティア活動保険」という保障制度もありますし、工夫すれば決して解決できない問題ではないと思います。

これからはボランティアも持続可能な仕組みで支援することが必要です。
この「ボラバス問題」は東日本大震災から指摘されている課題ですから、一刻も早く解決策を提示すべきです。

もちろん全国ですぐに使える措置が相応しいですが、もし不十分な回答であれば福岡市として特区のスキームを使って穴を開けることも試みます。


福岡市長高島宗一郎