【ボランティアについて】【7月9日午後6時発信】
豪雨災害で胸を痛めていた九州ですが、「『神宿る島』宗像・沖ノ島と関連遺産群」の世界文化遺産一括登録決定のニュースが届きました。一括登録に向けてご尽力を頂いた全ての関係者の皆さまにお祝い申し上げます。

さて、豪雨災害支援についてですが、災害ボランティアセンターが一部の被災自治体で開設され、少しずつ民間の皆さんを受け入れるための態勢が作られつつあります。今後は現地での支援、特にボランティアの活動が求められる局面に移っていきます。
そこで、今後本格化するボランティアの皆さんの活動に備え、福岡市では今の段階から「災害ボランティア講座」を行っておきたいと思います。特に初めての方は、逆に現地で迷惑をかけることがないように一度基礎知識を学んでおくことをお勧めします。
今度の水曜日、7月12日(水)の午後7時から8時半まで、ふくふくプラザ(福岡市中央区荒戸3-3-39)で開催します。
講座では現地で実際に活動されているNPO法人から講師をお迎えし、ボランティアの心構えや今回の被災地の現状などをお話し頂きます。
事前のお申込みは不要で,定員は100名。当日の先着順となっていますので,被災地でボランティアをしたいとお考えの方は,ぜひ受講いただければと思います。
ボランティア保険にもその場で加入ができますよ。

そして被災地への物資支援へのご協力、本当にありがとうございました。現時点で2500箱の思いを届けて頂きました。
お持ちいただいた物資については、早速その一部を避難所にお届けして大変喜んでいただきました。お預かりした物資は全て被災地の皆さんにお届け致します。

現在、被災地へは様々な団体や多くの個人の皆様のお気持ちで、たくさんの物資が細やかに集まりつつあります。
また福岡市から避難所の運営支援で派遣している職員からは、例えば朝倉市が設置している物資集積所と避難所との間を行き来しながら細かなニーズに対応出来るように動いているとの報告も受けています。
このように、細かなニーズはまだ沢山あるものの、大量に必要とするような物資についてのニーズは、民間の皆さんの活発な活動もあり、おおむね充足しつつあると思われますので、福岡市行政としての支援物資受け入れは、予定通り今日をもって一旦終えたいと思います。
印象として、やはり熊本地震から1年しか経っていないこともあり、民間ボランティアも各自治体も動き方や段取りに改善が見られ、経験値が感じられます。

経験をせずとも全国の方が同じようにノウハウを共有出来て、万が一の災害時に活かせるようにしたい!

※この情報は7月9日午後6時時点で発信したものです。状況とニーズは日々刻々と変わりますので、常に最新の情報かどうか確認をお願いしますね。

 

福岡市長高島宗一郎