博多座の北島三郎最終公演の千秋楽。平成11年の博多座オープン以来、ほぼ毎年合計555回の博多座公演で福岡・九州に元気を与えて頂きました。
私自身も最初は司会者として、キャスターとして、そして今は市長として、13年ほど北島三郎公演には深く関わらせて頂きました。
個人的には平成17年の福岡県西方沖地震直後の公演で『北の漁場』を歌う際に、被害の大きかった玄界島の大漁旗を振って頂き、招待された島の方々が涙を流して喜ばれていたことが印象に残っています。またその時の取材がきっかけで、私もそれ以来毎年『北の漁場』の船に乗って旗を振るという役割を頂き、公私共に北島さんには本当にお世話になりました。そして沢山のことを教えて頂きました。
背筋がビシッとされて圧倒的な存在感があり、それでいて涙が出るほどの細やかな気遣いと優しさ。北島三郎座長、本当にありがとうございました。そして船に乗る際に毎年暖かくサポートし続けて頂いた山下雄三さんをはじめとする役者の皆さん、スタッフの皆さんに感謝の気持ちでいっぱいです。