こんにちは、福岡市長の高島宗一郎です。
 

 福岡市市民総合防災訓練に参加しました。

 私が市長に就任した直後に東日本大震災がありましたので、毎年の防災訓練には特別な思いと緊張感で臨んでいます。

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 今年の訓練は長雨で地盤が緩んでいたところに、さらに大規模な地震が発生したという想定のもと、九州産業大学で実施しました。

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 自衛隊、海上保安庁、警察、国の機関、地域の皆さん、電力・ガス・交通関係、大学職員・学生、消防など約600名が参加し、関係機関・団体、地域、行政が一体となった、実践的で実りの多い訓練になりました。

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 また先日、自衛隊の春日基地を訪問させて頂き、航空自衛隊にもお願いして、今回から初参加となりました。


 福岡市でもインフラや建物の強化など災害に強いまちづくりを進めていますが、万が一災害が発生したときに被害を少しでも軽いものにするためには、地域の皆さんがお互い助け合うことが非常に重要です。

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 実際、阪神・淡路大震災発生直後に建物などに閉じ込められた約16万4千人のうち、自力による脱出が35%、家族による救出が32%、友人・隣人によるものが31%、そして救助隊に助け出されたのは1.7%の約2,800人でした。

 もちろん1.7%とはいえ、2800人の方を一人一人救出することは本当に大変ですし、命がけで救出にあたって頂いた消防や自衛隊などのみなさんには頭が下がります。


 しかし現実として救助隊、つまり公助には限界があります。

 150万人市民の福岡市ではなおさらです。

 だからこそ、日ごろからの地域力、そして防災訓練、避難訓練が大切なのです。
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 今年、福岡市では「地域力」アップのための取り組みを進めていますが、「地域力」は災害時に市民の皆さんの命を守るためにも大きな力を発揮するものなのです。