こんばんは、福岡市長の高島宗一郎です。


 昨年9月に福岡市は、国内だけでなく、世界でも活躍できるような起業家の育成を図り、起業を後押しする「スタートアップ都市・ふくおか」の実現を目指して、MOVIDA JAPANの孫泰蔵氏、nomadの小笠原 治氏、英国貿易投資総省 TECH CITY 投資チームのトニー・ヒューズ氏と協力して、スタートアップ(起業)を支援する新たな取組みを開始しました。

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 そして、イギリスと日本の交流400周年を迎え、また来週から九州初となるヨーロッパ直行便が就航する機をとらえ、今日、福岡に英国大使をお招きし、英国ビジネス・イノベーション省大臣と福岡市の間でビジネス協力に関するMOUを締結しました。

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 このMOU締結はクリエイティブ関連産業の海外展開を促進していくことを目的に、イギリスのロンドンにある「TECH CITY」と技術面、商業面で協力関係を構築することを狙ったものです。
 「TECH CITY」はキャメロン首相の強い思いから始まったプロジェクトで、ロンドンにシリコンバレーのようなエリアを作ることを目指しており、ウェブやデジタルコンテンツに強みのある企業を中心に、すでに700社ほどが集積しています。


 ロンドンは歴史的にも文学・演劇・音楽などの分野で、時代の先端の文化を発信するクリエイティブシティとして多様な人種、豊富な人材が集まる都市であり、企業が進出してヨーロッパの国々に展開していくには適した国です。とはいっても、グローバル展開の経験がない企業が単独で進出するのは、やはりハードルが高いものです。


 今回のMOU締結は、福岡市と「TECH CITY」が連携し、企業進出やPR活動などで相互に協力していくことをうたったもので、お互いに非常に大きなメリットがあります。
 「TECH CITY」には中小規模の企業が集積しています。そして福岡市にも中小のクリエイティブ産業が数多く存在しています。
 今回の締結を最大限活用して、「TECH CITY」で連携し、企業同士のマッチングを図りながら海外展開の後押しをしていきたいと考えています。

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