福岡市長の高島宗一郎です。

 福岡市では「観光・コンベンション」「コンテンツ産業」を都市成長の柱として、経済の活性化と雇用の創出を目指しています。今回はコンテンツ産業につい ての話です。
 今日と明日、福岡市のgate'sで、アジアのクリエイター達が福岡に集まるフェスティバル「明星和楽」(みょうじょうわらく)が開催されています。そこで今日は私が直接、クリエイターの皆さんに対して福岡でのビジネスの優位性についてプレゼンしました。

 福岡市は都市機能がコンパクトに集積し、豊かな自然と調和した住みやすい都市、働きやすい都市として評価されています。
 また、市内には大学や専門学校が多く、毎年たくさんのクリエイターの卵となる人材を輩出しています。若者率(人口に占める15~29歳の割合)は19.2%と政令指定都市中第1位で、若くて活気に溢れたまちです。

 一方、福岡県内には約3万人の理工系大学生が在学しており、学生の7割は地元九州での就職を希望しているものの、6割の学生は地元九州外で就職をしています。というより、そうせざるを得ない状況にあるわけで、この優秀な人材を逃がさないためにも、若くて優秀な人材が、福岡で活躍できる場を創出することが非常に重要です。

 これまでも福岡市は、国内主要都市で最も高いスタートアップ(起業)率を達成してきました。さらにその強みを伸ばし、特にデジタル技術・コンテンツ、モバイルなどの分野において、国内のみならず、アジアや世界で活躍できるような起業家の発掘・育成を図り、起業しやすいまち「スタートアップ都市・ふくおか」の実現を目指していきたいと考えています。

 そのため福岡市では、MOVIDA JAPAN、nomad、英国貿易投資総省と協力して、スタートアップ(起業)を支援する新たな取組みを開始します。
 まず、起業を支援するための組織として、「スタートアップ・サポーターズ」を設立するとともに、MOVIDA JAPANや、明星和楽などと連携して、IT業界の成功者を招いての勉強会や交流会を開催し、カジュアルでクリエイティブな交流・育成の場を創出していきたいと考えています。
 そして将来的にはシリコンバレーやロンドンのテック・シティのような起業しやすい環境を整え、福岡市にコンテンツ・クリエイティブ産業の集積を図っていきたいと考えています。

明星和楽HPはこちら
http://myojowaraku.net/