【春休み・最終章】父親との足跡を辿って | アラフィフ主婦の日常

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前立腺癌の父親を見送ったばかりです。
何気ない日常と気持ちの整理のブログです♪

今回、旅行を計画するにあたり

何処に行きたい?

と、聞かれ


迷わず、私は

「大分。フェリーで行きたい」


そう、主人に伝え

プランは任せる事にしました


大分は、父親の生まれ故郷


小学生の時

毎年、フェリーで帰省していました


それから、月日は流れ

両親も歳を重ね

私や姉も家庭を持ちます


母が亡くなり

次は、父親が進行性の前立腺癌


癌発覚時

親戚の法要があり

なんとか辛い体調で帰省したものの


それ以降

通院・入院・化学療法の副作用

コロナ

体調の変化

私の家族の都合もあり

父親の帰省は叶わずじまい


それで

昔、家族でよく利用した

「さんふらわあ」で

父親の実家に行きたいと伝えました


私の長男が

豊後森機関車を見たいと話していて


「一緒に行こう」

と、父親は長男によく言ってました


化学療法を最後にもう一回くらいして

後は、在宅療養で

と、少しのんびり構えていたら


急激に体調が悪化

そこからは、あっという間でした


どこかのタイミングで

一緒に帰省出来なかったのかと悔やみ

ずっと、心残りで


旅行を兼ねて

なんと40年ぶりに

父親の実家を訪れました


アポなしの突然の訪問


家だけでも見れたらいいやと思い

ドアを開けると


従兄弟の奥さんが作業中でした


急に来た事を詫びつつ

挨拶をします


初対面で急な訪問


驚きつつも喜んでくれ

椎茸栽培の作業中の従兄弟に連絡し

直ぐに会いに来てくれました


家に上がるように言われ

急な訪問で申し訳ないと思いつつ

少しだけお邪魔しました


叔父(父親の兄)も外出先から戻り

「お互い、歳を取ったね」

と、言葉を交わしながら

父親の事、昔の話をしました


昔、牛を飼っていた離れ

椎茸をパック詰めする作業場

親戚の大分弁


どれも懐かしく

父親も来たかったよなあと思いながら


「私と家族が来たよ」


と、父親の代わりに

心の中で、報告しました


「また、いつか来ます」

と、お礼を伝え

父親の実家を後にしました


小さい頃

毎年、家族で大分に行って


牛と触れ合った事

椎茸のパック詰めの手伝い

近くの川で遊んだ事

別府の地獄めぐり

阿蘇山

宮崎のサボテン公園

指宿に泊まった事とか


大分を訪れて

父親の顔や姿を思い出すと

泣けてきました


でも、行く事が出来て

良かった気づき


ずっと心残りだったけれど

ちょっとだけ

気持ちがスッキリしました


付き合ってくれた

主人や子供にもお礼を伝えました


元気に頑張っていかなくては


お父さ〜ん

見ててくれるかな気づき



ふっ〜


旅行記に続き

長文を読んでいただき

ありがとうございました気づき