先日、通院先の地域連携室に電話する用事があるついでに、気になっている事(通院先に緩和ケア病棟がない)を尋ねてみました
看護師
『入院する場合、予め他の緩和ケア病棟のある病院に手続きに行くか、もしくは、療養型病院になります。ただ、緩和ケア病棟はタイミングがあるので、上手く本人さんと希望が合うか...』
「(そうだろうな)療養型病院で、この近くではどこがお勧めですか」
看護師
『お勧めというか、近くだと〇〇病院、△△病院...』
(う〜ん)
私の父は独居ですが、通院が難しくなれば、在宅療養で往診医師に来てもらう事を考えています
ただ、色々と考えていかなくてはいけない問題もあります
本音を言えば、病院に入院してくれる方が家族としてはありがたいです
それは、母の介護をした経験からすると、介護者の気持ちに余裕がなくなり、ゆったりとした気持ちで接することは難しいからです....
しかしながら、父親は入院のたびに、
「早く退院したい」と、言ってました
病人の立場から考えると、出来るだけ住み慣れた家で過ごしたいのもよく理解できます
そこで、なるべく長く自宅で過ごし、息苦しさ等のつらい症状が増え、在宅での介護力が足りない、家族に迷惑をかけたくない等の理由で、緩和ケア病棟に入院できれば安心感があります
一方で、緩和ケア病棟は、入院待ちが長いイメージで、残念ながら、亡くなる3日前にようやく入院出来たというのも仕事で経験しています
国の診療報酬制度の改正では、早く退院すると診療報酬が高くなる仕組みで、ベッドの回転率を上げる事で他の患者さんにも提供できます
多くの病院は30日以内の入院で、平均在院日数は約14日位
状態が落ちつくと転院や退院です
タイミングが合えばいいですが、そうでない時があります
余命2週間位でないと
入院するのが難しいのが現実かもしれません
その他の選択肢として、
例えば、住宅型有料老人ホームに入居し、介護保険で訪問看護師や訪問介護を入れ、普段は24時間スタッフが在中というのもあります
父の意思を出来るだけ尊重したいですが、介護は体力勝負なところがあります
他の選択肢も視野に入れていかなくてはいけないなと思いつつ、いざとなったら、どうなるのか....
ブログを通して、
ご親切にメッセージをくださる方がいて、今後について考えを見直すきっかけになり、とても感謝しています