もう日本でその名前を知らないひとは少ないと思います。
2015年頃、メジャーのロックバンドシーンに彗星の如く現れ、多大なる支持を経て、この5年間で順調に活動のスケールを大きくしてきたバンドです。
今、髭男やKing Gnuなど音楽シーンの中でヒットを飛ばすロックバンドがいますが、
ミセスはたぶん10代、20代ではどのバンドより圧倒的な支持を得てるのではないかなと思います。
(データとかじゃなくて体感の話で)
今年7月、5周年という節目を迎え、ベストアルバムをリリース。
「フェーズ1」を終了し、現在は一時的に活動を休止しています。
ミセス、自分が楽器をはじめいろんなバンドを聴くのが好きになったあとに、当時バンドを組んでいたキーボードの子が、この新しいミセスの「StaRt」って曲が良くて〜と2015年の秋くらいに教えてくれて存在を知ったわけですが、
そのときボーカルの大森さんが当時10代であることにかなり衝撃を受けたのを今でも覚えています。
さらには、その翌年からタイアップバンバン出して、どんどんフェスのステージは大きくなって、
2、3年前には既にロッキンなどのフェスの1番大きなステージに立つようになっているからすごいです。
かなりのスピード感。
まだ、ボーカルの大森さんとギターの若井さんは24歳なんですよね。
これまで曲が出るたびに聴いて、フェスでもみたことあるし、自分の青春を彩ったバンドなのですが、
どういう経緯で結成し、なぜこんな若くしてバンドとして大きく成功しているのか、非常に自分にとって謎が多いバンドなのです。
年はボーカルギターの2人と他のメンバーが3個くらい上で離れているので、今軽音部から結成して駆け上がる若いバンドが多い中、軽音部ではないと思うので余計に気になってしまう。
誰か詳しい方いたらぜひ教えてください!!
そんな5年間という爆速スピードで、
2010年代後半に大活躍した時代の象徴ともいえるロックバンド。
人気の分、もちろん実力とセンスが素晴らしい。
ポップでキャッチーなメロディと、それぞれのパートがかっこいいサウンド。
そしてなんといってもボーカル大森さんの華。加えて、圧倒的な歌唱力。
AメロBメロは低音がかっこいい歌声、サビになると一気に高い音域になり、ミックスボイスが特にきれい。
音域でいうとhihiBとかまで出せちゃうから歌においても天性の才能がありますよね、、、。
それでは!自分のお気に入りのミセスの曲を紹介しようと思います!
我逢人
人間誰しもがもつ「弱さ」についてこんなに素直に共感できた歌詞はないかもしれないです。
人との関わり合いについて見つめ直せるような壮大なテーマで、人間関係つまずくことがあっても、笑顔になれるように一歩踏み出せるようにエールを送ってくれる曲です。
この曲がミセスの最初の全国流通版の曲にして個人的に1番大好きな曲です、、、。
ファンの方には定番ですが、一般知名度はちょっと低いのでぜひ聴いてほしいです。
リスキーゲーム
メジャーデビュー初期ミセスっぽいな!と思わせる曲。
ひたすらにキーボードの音とギターのリフにハマってしまう曲です。ピッタリ3分で駆け抜けていくのがこれまたいいんですよね!
曲の構成と後半畳み掛けるメロディが好きです。
道徳と皿
同じくVariety収録。
大森さん節のきいた「生きるとは何か」考えさせられるメッセージが込められている楽曲。
マイナスな言葉が多いように思えますが曲の後半になるにつれて、日が昇るように明るんでいきます。
パブリック
ポップさ明るさが当時のミセスのイメージとしてかなり強かったので、人間の本性にスポットを当てダークな部分にも包み隠さずに描いている世界観がかなり珍しかったように思えます。
優しさを精一杯に 醜さも精一杯に 愛そうと
ストレートだけれどもシンプルだからこそ伝わる歌詞。ミセスの音楽がメジャーな音楽シーンで多くのひとに響くのは「わかりやすい言葉で、世界を表現している」ということかなと思ってます。
曲のアレンジもロックにふりきってて大好きです。
このアルバムに収録されている『愛情と矛先』、『藍』、『SimPle』もオススメです!
おもちゃの兵隊
https://music.apple.com/jp/album/%E3%81%8A%E3%82%82%E3%81%A1%E3%82%83%E3%81%AE%E5%85%B5%E9%9A%8A/1440883158?i=1440883178
2ndアルバムでバンド名をアルバムタイトルにもってくる強気な姿勢と、当時のライブシーンでの活躍を示すアルバム。
2ndアルバムでバンド名をアルバムタイトルにもってくる強気な姿勢と、当時のライブシーンでの活躍を示すアルバム。
ストリングスの音が壮大で、この頃から物語を読んでいるかのようなファンタジー色の強い楽曲がみられるようになってきました。
ギターがかっこいい!!
アウフベーヘン
哲学的なタイトル。生きたくないといった感情を、「アウフベーヘン」という言葉の意味が持つ「あるものをそのものとしては否定しながら、更に高い段階で生かすこと」という通り、自分自身の負の感情をプラスにしていこうとする、真っ直ぐな応援歌。
力がもらえます。
ピアノとストリングスの音がかっこいい。ミセスの曲の中で、アレンジの面で1番震えた曲です。
この頃は、ロックの域にとどまることなく、ポップな曲からEDMらしい曲まで、かなり楽曲に幅がみられたアルバムとなっています。
青と夏
映画の主題歌に起用され、ミセスの大きな代表曲のひとつである楽曲。
爽やかな歌詞と世界観。疾走感溢れるサウンドが魅力。
様々なジャンルに挑戦した中でも、このタイミングで初期の音楽性に回帰し、大ヒットしたということがかなり発表当時胸にグッときましたね。
この映画のように一曲を通してストーリーが展開
していく、楽曲の構成と大森さんの歌と表現力が素晴らしいですよね。
2番以降からのメロディの展開が他のJPOPやロックにはない形で、曲の後半のインパクトは絶大です。
ベストアルバムのみに収録されている『スターダム』と『アボイドノート』も、ミセスらしさが全開の爽やかロックナンバーでアツいです!
5年間のまとめを感じさせる歌詞も魅力です!
こうして振り返ってみると、なおさらこんなにもスピード感をもって、5年間という短い時間で充実した楽曲、アルバムをリリースし密な活動をしているバンドはそう多くはないので、かなりのモンスターバンドであることを思い知らされます。
このタイミングでの活動休止という選択にもかなり頭の良さを感じますし、活動休止しているにも関わらず忘れ去られていない雰囲気どころか存在感すらあるので、
ほどよい時期で、きっとフェーズ2をかましてくれるだろうと思います!
楽しみですね!
今までのブログの中であまりどういうコンセプトかわからないまとめ方になってしまいましたが、
最後まで読んでいただきありがとうございました!!