私が死んだらお客様の契約は

担当者がいなくなります。

そうなる前に何か対策を

考えたいと思います。

 

生命保険の個人代理店だった私が

契約をいただくときに

特に自分より年齢が若いお客様に

お伝えしていたことです。

 

でもその対策をいつきちんと考えようか

1年前まではそのことさえ自分の中で

決めきれてなかったのが現実です。

 

そして私が考えようとしていた対策は

後継者を探し法人化することだったのですが

それほどの売上のある店ではなく

あまり現実的てないこともわかっていました。


でもその対策がある日突然に

思わぬ方向から動き出したのです。

 

 

2018年4月

「平原さん、うちの会社に来てくれませんか?」

不意に伝わってきたその言葉を

ありがたく受け入れることで

私の長年の宿題は終わることになります。

 

自分で法人化するのではなく、

法人代理店に勤めるという選択。

 

どんな会社でもいいわけでは決してなく

だからこそ、それを具体的に考えるには

問題が大きすぎてどうにもできなかった

もう一つの解決策。

 

理想と言って言い過ぎではない条件を

いとも簡単に並べてくれたのは

私が初めてその事務所にお邪魔した時に

こんな会社で仕事ができたらいいなと

直感的に思ったことがあった

自宅からすぐ近くの、

損害保険を専門とする法人の、

若い女性社長でした。

 

私は個人代理店を廃業しますが

私のお客様は新会社に引き継がれ

私はそこで「担当者」として

お客様と接することができます。


そして私が死んだあとも

この会社の誰かが担当者となり

担当者不在のお客様を作り出すことを

しなくて済みます。

 

お客様にとっての大きな変化は

書類の「担当代理店」の

名称が変わることのみです。

お客様にとってのマイナスは

おそらくないと思われます。

 

自分が死んだ後に困る人が

ひとりでも少なくなるように

私がエンディングノート講座

お伝えしていることのひとつを

やっと自分でも実行することができたのでした。