は、ベン・ホーガンの著書で、ゴルフレッスン書の金字塔として今も評価が高いですね。
実はホーガンはもう一つ「パワーゴルフ」というレッスン書を書いてます。
まあ、名前は聞いた事があると言う人も多いでしょうが、こちらはと言えば、もう存在しなかったかのような扱いになっています。
それは、多分、この本の内容がイマイチだからと言う理由ではなく、「モダンゴルフ」の評価が高すぎるからではないかと思われます。

パワーゴルフはモダンゴルフよりも前に発表されていますが、発表は1952年で、ホーガン全盛期の頃(翌53年はマスターズ、全米プロ、全英プロの3つ制した年)ですよね。
ホーガンは自動車事故で重傷を負った後、リハビリを経て、超人のような強さを発揮します。
この事故前と事故後で、彼のスイングが一変していることから、ここを境に彼のスイングは前期と後期とに分けられます。
飛ばし屋として慣らしたものの、フックに悩んでいた前期のスイングと、パワーフェードを主体に、精密機械のような切れ味鋭い後期のスイング・・・・大体、こういったイメージをもっています。
僕も最初の頃は勘違いしていたのですが、ホーガンがパワーゴルフを書いたのは、前期のスイングの頃で、後期のスイングの頃に書いたのがモダンゴルフという風に思っていました。
しかし、年数を見ると解りますが、パワーゴルフもモダンゴルフも、明らかに後期の、今も語り継がれる「あの」スイングをしていた頃なんですよね。
モダンゴルフは”スイング”という1点に絞った内容なのに対して、パワーゴルフはアプローチ、パッティング、コース戦略など、トータルな内容になっているようです。
多分、モダンゴルフの評価がこんなに高いのは、シンプルにスイングのことに解説を絞り、内容がより具体的で細かいところなんではないかと思います。
実は、パワーゴルフについては、僕も原書でいいから読んでみようと常々思っていたのですが、和訳版がでるのであれば、是非こちらを読んでみたいと思います。
何十年も経って、なぜ今この本が和訳されることになったのか、その理由も興味がありますが、まあその辺は本書の前書きか後書きに書いてあるでしょう。
ホーガン自身が、ゴルフというゲームを全体としてどう考えていたのか、そういった部分は興味があります。
さらに、トータルな目線でホーガンのゴルフに対する考えを知った上で、モダンゴルフを読んでみる事で、今までと違った発見があるかもしれません。




