成果を生む人が実行している朝9時前のルール 美崎 栄一郎 | So-Hot-Books (So-Hotな読書記録)

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書評と読書感想文の中間の読書日記。最近は中国で仕事をしているので、中国関連本とビジネス関連本が主体。

<My Opinion>


サラリーマン生活を長く続けていくと会社=自分という図式が定着しやすいが、その生活を続けていくと、いざ会社がなくなった時や会社から離れることになった時に「自分自身(アイデンティティ)」を喪失してしまう可能性を孕む。会社にコミットするということは組織人として当然に期待される使命であるが、一方で会社Only、その組織Onlyの自分ではあまりに社会的にリスクが高いことも自明だ。そこで、組織に所属しつつも組織以外のアイデンティティを規定する「何か」が重要となってくるが、その「何か」こそ個人ブランドなのだと思う。


本書では個人ブランディングツールとして「オリジナル名刺」が紹介されている。これは全てのビジネスパーソンが実践すべきだと思う。パーソナル名刺はパーソナルブランディングツールとしてもはや「古典」の領域であるが、ME2.0(個人がブランドを発信する)の時代ではオフライン上で人と会った際の自分ブランドへ誘う切符としての機能が再評価されている。


こういったパーソナルブランディングは積極的な意味を持つと同時に、ビジネスパーソンとして現代社会を生きる上でのリスク管理方法の一つでもあると思う。


<Memo>


●成果を生む人が実行している朝9時前のルール

自分のやりたいことができるようになるチャンスは夜7時以降の時間ではなく朝9時前にある。朝は会社の価値観を後回しにする。優先順位を会社の価値観で決めてしまうことは、自分の価値観で決めることよりもハイリスクでローリターンである。


●サラリーマンでもできるセルフブランディング

タグを集合させるとその人のキャラクターが浮かびあがってくる。まずはこのタグをたくさん出すことがセルフブランディングの第一歩である。


●名刺の価値

名刺に一工夫するだけで自分のポータブルスキルを簡単にアピールすることができる。


●名刺作成のこつ
具体的なタグを入れる
顔写真を入れる
素材を変えるetc...

覚えてもらうことが自分のやりたいことを加速するための第一歩


成果を生む人が実行している朝9時前のルール/美崎 栄一郎

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