しばらく | 住民票を冥界へ

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生活空間を冥界設定。

煩悩フルで解放です。

しばらくはゆっくり過ごそうと思う。
部屋を住み替え、一年無理をかけた体を労って暮らす。

淡い色のカーテンをかける、体調に合わせてアロマを焚く、そういう「いかにも」なことをやってやるのだ。

私は、前など見ない。
そう理解はしたが、気持ちの整理はまだつかない。

新しい暮らしが、すべてを過去に捧げるものになるのか、意外に満ち足りた「今」の連続になるのか…

それはわからない。

長く続いてしまうであろう人生の内のたった一年。
こんなにも人を恨んだことはない。自分以外の誰をも、こんなにも呪って生きたことはない。

戦いはいつも、人の内から生まれ出ずる。
人は戦で、戦は闇で、闇は扉で、扉は人で。救われないのが命の輪廻だ。

それが証拠に、まだ愛している。

心のままにあなたが戦に姿を変えても、なを、いやなおさらに。

世界中の恋人達が、どうか誠実であるように祈ります。
望んで叶うものだけを、望むことが叶うように祈ります。

祈りは希望を亡くした「状態」だ。

今はまだ、祈っている。
明日まだ祈っていても、構わない。