認知行動療法ってそもそもどんなやつなの?
こんな声をいただきました。さみぃさん、ありがとうございます。僕が自分の言葉で説明できるのが一番いいんですが、まだ完ぺきに説明できる自信がないのと、それが出来るようになるまで待たせるのも申し訳ないということで、ある病院のHPから引用してきました。
これです。
<認知行動療法とはどのような治療法なのか>
人間は状況、状況に応じて、反応をします。人間の反応は、気持ち、体、考え、行動の4つの側面に分けることが出来ます。特定の状況に応じて、特定の気持ちをいだき、体が特定の反応を起こし、ある考えを持ち、ある行動を起こすわけです。これらの4つの側面は互いが互いに影響を及ぼし合って、状況に対する反応を形成しています。
あなたは認知行動療法を受けたいとお考えですから、ある悩ましい気持ちもしくは体の反応を示しがちでいらっしゃるのでしょう。例えば、ついつい不安になって、心臓がどきどきしやすい。あるいは、しばしば憂うつになって、体が重いし食欲もない、など。しかし、残念なことに、どのような感情を抱き、どのような体の反応が起こるかは、人間が自分で意識的に変えることは出来ません。
しかし、幸いなことに、どのように考え、どのように行動するかは、ある程度、人間の意識の支配下にあります。そして、これら4つの側面は互いに密接に影響し合っていますから、考え(認知)や行動を変えることによって、感情や身体反応を変えてゆくことができます。これが認知行動療法です。
↑ここまで↑
なんか難しくてよくわかんないなぁ・・・という方がいるかもしれませんね。この引用した部分を使いつつ、ちょっと噛み砕いてみましょうか。
ヒトは、ある状況に置かれたときに、何かしらの感情を抱いて、それと同時に身体も反応を起こして(たとえば手にじんわり汗かいたり)、そしてある考え(思考)をした結果、実際の行動に移るわけです。この4つの部分が互いに関係しあっているわけです。この4つは密接に関係しているので、どこかを変えることが出来れば、他の部分も変化してくる可能性があるんですね。考え、思考(=認知)や行動を変えることで、自分が困っていることを変えていこう!っていうのが認知行動療法なわけです。
認知を変えるってのが想像つきにくいかな。たとえば摂食障害を持っていて、食事を食べると吐いてしまう・・・という方を例に挙げると、その人は「食事を取る→太ってしまう→吐かなければ」という思考の流れ(人それぞれだろうけど、あくまで例です)で吐くという行動に繋がってるんだと思います。ここで認知を変えることが出来ればこの流れは変えられるということです。太ってしまうことをダメなことだと思わず、OKだと受け入れられるようになれば、吐くことは減っていくんじゃないでしょうか?
こんな感じですかね。もちろん、みんながみんなこうやればいいってわけでなく、1人1人違うやり方だと思いますが、あくまで一例としてね。
どうですか?少しは想像つきましたか?
また俺が勉強を進めて行って、もっとわかりやすく説明できるようになったらまたしますね。