かなり遅くなりましたが、あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
さて、かなりこのブログを放置してしまってましたね。それでも毎日見に来てくれてる人もいるみたいで、ホント申し訳ない&ありがとうございます。
今年はもっと色々書けるようにしていきたいと思います。そして書くネタが増えるように色々と勉強していきたいと思います。
新年一発目の更新は、「人は何かを選択したとき、後悔するようにできている」というお話です。
カウンセリングの話ではないけど、まあ心理的な話ということでね。個人的に最近知って、あーなるほど、面白いなぁと感じた話なので、紹介します。こうやって考えろ!って言いたいんじゃなくて、知識として知ってるだけで何か役に立つときがあるかもしれないから、まあ気楽に聞いてみてください。
「プロスペクト理論」という考え方があります。これによると、ヒトの感じ方はこういうグラフになるらしいです。俺の手書きグラフです。しょぼくて申し訳ないです。例として、お金をあげてます。
あー、思いのほか文字が見づらいですね。縦軸の上に書いてあるのが「喜びの強さ」、下が「悲しみの強さ」で、横軸の右に書いてあるのが「絶対的な価値」で、横軸の点は左から順に、-20000円、-10000円、10000円、20000円です。
このグラフから読み取れるのは、「価値が高くなるほど、ヒトの感じ方が鈍くなる」ということです。
ちょっと想像してほしいんですが、素直に考えて10000円もらえるのと、20000円もらえるのではどちらがいいですか?素直に考えれば、多くもらえるほうが嬉しいですよね。
次に、1兆円と2兆円もらえるのだったらどっちがいいですか?って考えると、どっちでもいいような気がしてきませんか。10000と20000のときと同じ2倍ですけど、このときほど差を感じないのではないでしょうか?
価値が高くなるほどヒトの感じ方が鈍くなるってのはこんな感じです。1兆円もらえるのと、1兆1万円もらえるのだと、あまり違いは感じないんじゃないでしょうか。10000と20000だと結構な違いを感じるのにね。
同じような感じで、1億円もってるひとは100万円持ってる人の100倍幸せってわけではないのです。1兆っていう表現が極端すぎたので1億に変えました。桁がでかすぎた。数学的な表現をすると、喜びは価値に正比例するのではなくて、漸近していくということですね。
さて、このグラフはプラスだけが存在してるわけではないですね。そして、プラスのグラフよりもマイナスのほうがカーブが大きい(急である)ことがわかるでしょうか?俺のグラフが下手でわかりにくいかな。
たとえば、朝10000円を拾った、お小遣いでもらったんだけど、夜にその10000円を落としてしまったと考えてみてください。プラマイゼロなんですけど、気分的には悔しかったり、悲しみの方が大きいんじゃないでしょうか。このように、「同じ価値の場合はプラスの喜びよりもマイナスの悲しみの方が大きい」んです。ここがミソです。
何かを選択するとき、二択を迫られたときに、ヒトが悩むのは基本的に同じ価値(価値が近い)だから迷うわけです。明らかにどちらかが価値が高かったら迷う必要ないですしね。
そして、選択をするということは、もう片方は手に入らない、失うということになります。ここで先ほどのミソの部分です。
同じ価値を得た喜びより失った悲しみのほうが大きいのです。つまり、タイトルにあるように、ヒトは何かを選択した時に後悔するようにできている、ということになります。
なにが言いたいかというと、「この選択をしてよかったのか」「こっちを選んで後悔している」と悩んでいる人は、「後悔するのが普通なんだ」と考えれば気持ちが楽になるかもしれない。どうせ後悔するなら、自分で決めてその道を進む方がよっぽどいいです。
後悔の気持ちに囚われて自分を責めるのではなく、このように考えることが出来れば気持ちにも余裕が出るかもしれません。
あなたがした選択に間違いはないんです。
っと、長々書きましたが、ほとんどが受け売りです。結構面白い話じゃないですか?俺個人的にはすごい納得する内容の話で、かつ知ってると気分が楽になるかもしれないと思える話でした。