台風ニョロよ①~~~台風の目の中で | 田舎モンが出戻った

田舎モンが出戻った

12年に渡るアメリカ田舎暮らしを中断し、サンフランシスコに2年滞在した3児のハハ
そしてまた東海岸に戻ってきたものの、下のムスメは日本に留学・・・空の巣症候群にかかってしまうのか???

ブログ友達のreeちゃんが

昔遭遇したハリケーンのお話を書いているので

ワタシも便乗して

 

昔々、プーが生まれる前

ワタシ達がまだ南の島に住んでいた時の事

その島はワタシ達が行く数年前に

台風と地震による大きな被害を受けていた

 

そこには通算で6年ほど住み

台風がいつ来るかいつ来るかと覚悟をしていたが

最初の5年半ほどはまったくなにもなかった

 

そしてその島での最後の年に

3つものスーパー台風に見舞われてしまったのであるが

 

 

その一つが島を直撃した

激しい雨風が官舎を強く打ち付ける

風でしなるヤシの木から飛んでくる大砲のようなヤシの実

 

もちろん停電で、昼間であったが家の中は薄暗い

ダンナはもちろん仕事なので

家の中にはワタシと大ボケブラザーズ

当時まだ若かった駄犬とネコ様のみ

 

そして数時間後、確か夕方だったと思うが

外が突然静かになった

台風の目の中に入ったのである

 

どんよりとした空に異常なほどの静けさ

まるで異次元空間の様である

 

我々は外に出てご近所さんたちと情報交換をし

外の被害確認、そしてワンコのオシッコ

そしてまた風が強くなってきたので家の中に入り

台風の後半部分が通り過ぎるのを待った

 

次の朝駄犬を外に出そうとドアを開けると

ドサッ、と上から何か落ちて来た

 

1メートル以上はあろうかと言うぶっといヘビであった

ピクリともしない・・・死んでいるようだ

よく見ると体の真ん中辺がぺったんこになっていた

 

どうやら昨日ワタシ達が家に入る時に

そのヘビもドアの上から入ろうとしたのだろう

そしてワタシがドアの上にいるヘビに気づかずに

ドアをバッタンと閉めてしまい

停電だったのでそれが全く見えなかったニョロよ・・・と

 

しかしタイミングが良くて助かった

これは猛毒ではないが毒ヘビである

もし赤ちゃんが大きいのに噛まれたら死ぬかもしれない、位の

 

ダンナはまだ職場から戻っていなかったので

木の枝に引っ掛けてご近所さんに見せびらかした後

フェンスの向こうのジャングルに投げ捨てた

 

さすがにヘビもあの台風から避難したかったのだろうなぁ

いえ、絶対拒否するけども