羽帯駅平成30年3月16日またJR北海道からひとつの駅が消えた……羽帯駅利用者は1日平均0人誰も定期的に乗車する人はいなかった…古いこの待合室が好きだった。夏のサウナのような時も…凍りつく冬の時も…駅独特のいい匂いがした……僕はこんな、いわばどうでもいい駅が好きだ。ここ3年間、この時期になるとその大好きな駅が次々と失われていく……たぶん、説明しても僕の感情は誰にも伝わらないと思う……駅だけが好きな人なんて、滅多にいるものでもないので。以前、真夜中の雨の羽帯駅を訪ねた。夢もなければ希望も希薄…でも僕はそこに駅があれば行きたくなる。旅の始まりそして旅の終わり人生の始まりそして人生の終わりそれが駅……羽帯駅よ永遠に……