僕の歩いた道④静岡篇 | Johnnyのブログ 「Welcome to the Moomin village」

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自由に気ままに
歩いて旅をしたい…

多くの事は望まない…

小さな幸せを感じていれば
それでいい…

沼津市内中心部を流れる狩野川に架かる橋がある。
歩行者、自転車専用に作られたその橋は「あゆみ橋」という名前がつけられている。

ちょうど1年前にもその橋を歩いて渡った。

今年もその橋を渡ったのは富士山を見るためだった……
が、厚い雲に覆われていて何も見えなかった。
反対側の空は青空が輝いていたのに……

昨年、狩野川のほとりを歩き、地元のおっさんに、富士山はどこに見えるのか尋ねたら、この上の写真の方だと言われた……
「天気のいい時は綺麗な富士山が見える」と教えてもらった……

実は昨年のリベンジだったのだが、今年もダメだったと落胆した……



沼津から東海道本線を西へ西へと向かう。
宿泊は静岡市。
静岡駅まで電車で行く予定だった……

途中、うとうとしていたが、由比駅、興津駅の付近で、電車の中に柔らかい夕陽が射し込んで来た……

僕は衝動的に次の清水駅で途中下車した。

何かこの夕暮れに栄える景色があることを信じて……

清水駅を清水港側に出ると左側に見えたのは……



赤く染まっていた
富士山だった……


感動した……

新幹線や御殿場線から見たことはあったが、富士山を停まって見たのは初めてだった……

その赤い富士山は僅か数分の輝きだった……

陽が暮れると姿を変えた富士山が現れた……


すぐ近くには清水港がある。
釣りをしている親子が一組だけいた……


清水駅から赤い富士山が見れるとは思わなかった……
そもそも富士山が見えること自体考えていなかった……

「偉大なるMt.FUJI」
僕は感動しながらそう思った……


静岡駅までは10数分で到着した。
イルミネーションが街に輝きを与えていた……

札幌と比較するのはやめよう……
そのためにこれがあるわけではない……

輝きは数百メートル続いていた……

そして……
夜の歓楽街に……

吸い込まれていくのであった……